大規模地震に備える

8.地震への備え(地域で)

1.日頃の備え
  • 防災について理解や協力を得るための呼びかけ
     地域の防災力を高めるには、地域内の各家庭の理解と協力は欠かせません。各家庭の防災対策を呼びかけたり、地域への協力を呼びかけることが大切です。
  • 地区内の世帯台帳などの整備
     世帯台帳、要介護者台帳、人材台帳などを整理して、地区内にどういう人が住んでいるのか把握しておきましょう。また、地区内の防災上危険なところを調べ、防災地図を作っておくのもよいでしょう。
  • 災害時の行動計画の作成
     災害時に落ち着いて行動できるよう、あらかじめ行動計画を作っておきましょう。災害に応じてあらかじめ想定される事態を考えて対応を決めておきましょう。
  • 地区内の危険な場所の確認・改善
     地震が起きたときに危険な場所、工事が不備なブロック塀や石塀、急斜面などがどこにあるかを調べ、防災地図を作成して避難路の決定などの参考にするほか、危険な場所や物の所有者や管理者に改善を勧めるのもよいでしょう。
  • 防災資機材の整備
     災害時の行動計画などを参考にして、必要と思われるものを調べ、計画的に整備するようにしましょう。
  • 防災訓練の実施
     地域で実践的体験型の防災訓練を実施し、地域の災害対応力を高め、地域防災力の向上を図りましょう。
2.地震が起きたら
  • 地区内の被害状況の確認・報告
     地震発生後すみやかに地区内の被害状況をまとめて、市町村の災害対策本部に報告するようにしましょう。不可能な場合は、近くの消防署・分署や駐在所に報告してください。強い揺れを感じたら、被害がなかったとしても「被害なし」と連絡を入れるようにしましょう。
  • 地震の2次災害を防止するための活動
     地域内の負傷者の捜索、救助、軽傷者の手当てや応急的な消火活動の必要があります。また、重症者については、避難場所や開設される救護所近くの病院に搬送してください。
  • 情報の確認・伝達
     一関市の緊急情報システム及び各町村の防災無線、有線放送やテレビ・ラジオ等で情報を確認し、地域内の各家庭に伝えて混乱が起こらないようにしましょう。また、市町村の災害対策本部からの情報や、区域内の状況などを総合して、防災活動を決めてください。
  • 危険発生時の避難誘導
     市町村から避難命令が発令された場合や区域内に危険が迫っていると判断される場合は、すぐに指定の避難場所まで地区の住民を避難誘導してください。避難後は、秩序正しい避難生活をおくるために、住民のまとめ役になってください。

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