パドルを操り川面を進む

学びの土曜塾カヌー教室
花泉町の老松公民館「学びの土曜塾」と里山自然学校はずみの里などが共催した「カヌー教室」は7月28日、金流川の雄明橋付近の河原で催されました。
本格的な夏を迎え日差しが照りつける中、参加した小学生6人は、講師の猪股晃さんからパドルでのこぎ方の指導を受け、ライフジャケットを装着して川へ。
自分の身長より長いパドルでこぐことに苦労しながら、パートナーと協力してカヌーを操りました。
初めはまっすぐに進めず蛇行していたカヌーも、約200m先の落差工まで進んで行くうちに、思い通りに操れるようになり、すいすいと川面を進んでいました。
涼風を受けながらパドルでカヌーを操る参加者

クワの葉でカップケーキ

「川の楽校」で15人が挑戦
川崎公民館が主催する「川の楽校」は8月10日催され、地元の小中学生15人が千厩高校を会場にクワの葉を使ったカップケーキ作りに挑戦しました。
参加者は初めに、同校の小山智弘教諭から蚕の一生についてスライドで学習。
その後、同校の細川香教諭の指導の下、生産技術科食物分会の生徒6人と一緒に、クワの葉を使ったカップケーキを作りました。
クワの葉は、蒸して包丁で刻み、ミキサーでペーストにして使用。
参加した金今美紅さん(薄衣小3年)は、「小麦粉をふるいにかけて、きれいな粉になったのがうれしかった。
次はクッキーに挑戦したい」と話していました。
クワの葉で緑色になった生地をカップケーキの型に流しました

世界遺産登録に願い込め

室根山で小惑星「平泉」観察
小惑星「平泉」に願いをかける会は8月6日、室根山(標高895.4m)で催されました。
小惑星「平泉」は高知市のアマチュア天文家、関勉さんが1992年に発見。
今年5月29日、スミソニアン天体物理観測所の小惑星センターで名称が正式に決定しました。
満天の星空の下、市内外から100人ほどが参加。
平泉の世界遺産登録の実現に願いを込め、きらら室根山天文台の50cm反射望遠鏡での観察や小惑星「平泉」についての解説が行われました。
また、「みんな なかよし ひらいずみ」の紙芝居、屋外では4種類の天体望遠鏡を使用しての星空観察を楽しみました。
満天の星空を観測する参加者

炎に作品への思い込めて

第33回萩荘野焼まつり
第33回萩荘野まつりは7月31日から8月1日、尾花が森キャンプ場で行われました。
約300人が作製したつぼやはにわなど約500点が野外の窯に並べられ、一晩かけて火入れ。
思い思いの作品が出来上がりました。
31日夕方に行われた開会式では、たいまつを持った4人が入場し、村長を務める千葉良一さんのたいまつに点火。
千葉さんから次々と村人のたいまつに火が伝えられ、全員で窯に点火しました。
コスモス舞踊研究所による火の鳥の舞、全員による鶏舞が舞われる中、炎はどんどん高く上りました。
初回から運営に携わる千葉泰男さん(66)=萩荘=は「多くの関係者の協力で、地域に定着したイベントになった」と振り返りました。
一人一人がたいまつを掲げ窯に点火

カジカすめる美しい川に

下内野自治会石磨き大会
大東町大原の下内野自治会(勝部欣一会長)と日本大学地域環境保全学研究室が連携して開催する「石磨き大会」は8月8日、同地区内を流れる砂鉄川を会場に行われました。
今年で17回目。
この活動が認められ、6月に岐阜県で行われた「第30回全国豊かな海づくり大会ぎふ長良川大会」の席上、環境大臣特別賞を受賞しました。
当日は自治会員や日本大学の学生のほか、市内外から約130人が参加し、石磨き、水生生物調査とカジカの生息調査を行いました。
参加者は冷たい川の中を約400m歩きながら、古縄たわしを使って川底の石を丁寧に磨き、清流を守っていこうという心意気を新たにしました。
特製の古縄たわしを使って、川底の石を丁寧に磨きました

おいしいね、ちゃんこ鍋

長坂商店街で力士と交流
第3回商店街活性化事業「東山あ~した天気にな~ぁれ♪」は8月7日、長坂商店街で催され、たくさんの来場者でにぎわいました。
初めて夜の開催となった今回は、商店街の皆さんによる出店や盆踊りのほか、松川公民館で合宿中の東関部屋力士4人も参加。
力士たちは「チャリティーちゃんこ」として塩味、みそキムチ味の2種類の手作りちゃんこ鍋を振る舞いました。
来場者は「おいしいね」「頑張ってください」と話しながら握手をしたり、記念写真を撮ったりして力士たちと交流を深めていました。
来場者にちゃんこをふるまう紀ノ川さん

先祖を敬いルーツたどる

里山塾で家系図作り講座
千厩公民館が主催するせんまや里山塾「家系図作成コース」の最終回(全6回)が8月6日、千厩公民館で催されました。
仙台市の鹿郷健二さんを講師に20人が参加。
これまで講習や移動教室で家系図の作り方や調べ方を学んできました。
最終日の講座も、日本の歴史と「姓」の成り立ちについての興味深い内容に、受講生らは熱心に聞き入っていました。
受講生の一人は「5代さかのぼる文化12(1815)年生まれの高祖父の父までは調べることができたが、兄弟姉妹まで調べられたのは祖父母の代まで。
整理して子供たちに残しておきたい」と話していました。
祖先の調べ方に熱心に耳を傾ける受講者ら

(広報いちのせき 平成22年9月1日号)