復興へ―
伝えたい地域の元気、「がんばろう」の気持ち

伝えたい地域の元気、「がんばろう」の気持ち

市役所本庁舎前の樹齢約30年のソメイヨシノのつぼみは、春の陽気に誘われ次々と開花しました。

開花した桜の前では、恒例の報道陣の撮影会が開かれ、あわせて、沿岸被災地の復興を祈念し製作したのぼり旗を発表しました。

のぼり旗は、中央部に県立千厩病院の伊藤達朗院長が復興への願いを込め考案した「若草リボン」をあしらい、リボンと同じ緑色を基調に「がんばろう岩手・宮城」の文字を配しました。
一日も早い復興を祈り、平泉町、藤沢町とともに取り組む後方支援の意気込みと地域の元気を発信するため、3市町で設置している合同支援本部が200本を製作。
公共施設などに掲げ、支援の広がりを盛り上げていきます。

震災から2カ月余り。
当市でも本震と度重なる余震で甚大な被害が報告されており、被害の全容を把握するため、懸命な調査を行っています。
また、陸前高田市、気仙沼市などの沿岸被災地では、ライフラインなど総力を挙げての復旧、復興作業が行われています。

いつの時代も変わらず咲き誇る愛らしい桜の花。
「がんばろう」のメッセージを記したのぼり旗とともに地域の元気を発信し、復興を願って私たちを見守ります。

 

(広報いちのせき 平成23年5月15日号)