一関学院高全員集合

 1月31日、第78回選抜高校野球大会への一関学院高校野球部の出場が決定しました。毎年夏に開催される全国高校野球選手権大会に5度の出場実績を誇る同部ですが、春のセンバツ出場は今回が初めてで、春夏通算6度目の全国大会出場となります。選手、学校関係者はもとより市民は、一昨年「21世紀枠」で出場した一関一高に続く快挙に、大きな喜びに包まれています。
 同校は、昨年の秋季大会一関地区予選で、一回戦で敗れたものの敗者復活戦から勝ち上がり、県大会では見事優勝。続いて出場した東北大会では4強入りを果たしました。県大会、東北大会で発揮した堅い守りが功を奏し、守備力を評価さ「希望枠」で選出されました。
 2月9日、佐々木昭治校長と高橋康夫部長、沼田尚志(しょうし)監督、中村竜輝(たつき)主将(2年)の4人は、市役所に浅井市長を訪れ、出場決定を報告しました。
 浅井市長は「厳しい練習に耐えたみんなの頑張りが甲子園出場につながった。再び市内の学校がセンバツ大会に出場するのは大変うれしいこと。昨年の一関学院の全国高校駅伝大会出場とあわせて、地元に明るい話題を提供していただきありがたい。相手も同じ高校生。硬くならずに堂々とプレーしてきてほしい」と激励。中村主将は「部長先生が定年を迎える前にセンバツ出場を果たしたいという思いが部員みんなにあり、今回その思いがかなってうれしいです。一関市、岩手県の代表として全力で頑張ってきます」と抱負を語りました。
 今年のセンバツ大会は、3月23日から阪神甲子園球場で行われます。

(県大会、東北大会は岩手日日新聞社の写真協力をいただきました。)

沼田監督

沼田尚志監督(46)

「チームの売りである『守備』と、機動力を生かした全員野球で勝負したいと考えています。市民の皆さんからたくさんの声援をいただき感謝しています。その期待に応えられるよう頑張りたいと思っています」

中村主将 中村竜輝主将(2年)
「部員みんなで雰囲気を盛り上げていくのがこのチーム。試合では守備に注目してほしいです。練習中ランニングをしていると、市民の皆さんからたくさん声を掛けてもらっています。その応援の声に応えられるように甲子園では頑張ってきます」

県大会優勝を喜ぶ選手たち

東北大会で力投する太田投手

室内練習場での打撃練習

秋季大会の戦績
一関地区予選

1回戦 3-7 一関一

敗者復活1回戦 14-4 大東

(5回コールド)
同2回戦 16-6 一関高専

(6回コールド)

同3回戦 1-0 大原商

第3代表決定戦 5-1 一関工

岩手県大会

1回戦 4-0 宮古商

2回戦 2-1 専大北上

準々決勝 3-1 大船渡

準決勝 2-1 黒沢尻北

決勝 4-1 盛岡大附

東北大会

2回戦 1-0 八戸工大一

準々決勝 2-1 一迫商

準決勝 1-3 秋田商

一関学院高野球部 甲子園出場の歴史

昭和22年 野球部創部 
昭和49年8月 第56回全国大会初出場
昭和61年8月 第68回全国大会出場
昭和62年8月 第69回全国大会出場
平成4年8月 第74回全国大会出場
平成14年8月 第84回全国大会出場
(第74回大会までは一関商工高として、第84回大会は一関学院高として出場)

一関学院ホームページ 選抜高校野球情報

 

(広報いちのせき 平成18年3月1日号)