昨年12月に開始した「市長へのメッセージ」には、3月末までに128通149項目が寄せられています。その内容はごみ・環境問題への対応や保健・福祉サービス、市街地活性化、市営住宅や公園の整備、道路整備、子どもの安全対策、市職員の給与・接遇など、市政全般にわたっています。

 お寄せいただいたものの中から内容を紹介します。

メッセージ

子どもが小学校に入学するが、最近、子どもが被害にあう事件が頻発していてとても不安を感じる。小学校低学年のうちだけでもスクールバスを使用するなどの対策を考えてほしい。(一関・30代・女性)

回答

 子どもたちが被害にあう事件の続発は、大変憂慮すべき事態と考えています。このため、市では携帯警報器の児童生徒への貸与などを行うとともに各学校に具体的な対策を講じるよう指導し、学校ではそれぞれの実情に応じ、保護者や地域のご協力をいただきながらさまざまな取り組みを行っています。スクールバスは登校距離の長い児童生徒のいる学校で運行しており、対象の拡大は困難ですが、今後とも通学時の子どもの安全を図る取り組みに努めてまいります。

メッセージ

市職員の「勤勉手当」とは何か。必要ないと思う。公務員は「手当」が多すぎる。税金を大切に使ってほしい。(千厩・女性)

回答

 市職員の給与(給料と手当)は、民間に準拠して定められた国や県の制度や県内他市との均衡を図りながら、市議会の議決により条例を制定し支給しています。
 勤勉手当とは、職員に支給する手当の一種で、民間のボーナスにあたるものです。
 なお、職員の手当については、合併時に市税などの滞納処分やボイラー取り扱いなどの特殊勤務手当を10項目以上廃止するなど、見直しを行っておりますが、今後とも国や県、他市の状況も参考としながら、お預かりした税金の一層の効率的な使用に努めてまいります。

メッセージ

現在第1子を保育園に預けており、今後第2子も保育園に預けて共働きしたいと考えているが、子どもが病気になったときには仕事を休んで病院に連れて行かなければならず、仕事を続けていくには困難。病後児保育園をつくってほしい。(川崎・30代・男性)

回答

 核家族化や女性の社会進出に伴う仕事と育児の両立への支援は、重要な課題ととらえております。病気の回復期または病中期で、症状が軽く入院治療の必要はないものの、家庭で安静の確保に配慮する必要があると医師が認めた児童を預かる「病後児保育」につきましては、旧一関市で「次世代育成行動支援計画」を策定した際のアンケートでも実施を望む意見を多数いただいたことから、計画の主要な事業として位置付けたところであり、今後その早期実現に努めてまいりたいと考えております。

メッセージ

世の中ではインターネットが情報発信・収集の大きな役割を担っているが、地域によってその通信環境に格差が生じている。市内の誰もが同等なサービスを受けられるようにしてほしい。(大東・男性ほか)

回答

 インターネットなどの情報通信網の整備は、原則として民間通信事業者により進められていますが、基盤整備に多額の費用を要するため、事業としての採算性のある地域を優先して行われているのが現状です。
 市としては、情報通信基盤の整備は市民生活向上のため重要なものと認識しておりますことから、今後一層の整備を通信事業者に対して要請してまいりたいと考えております。

メッセージ

し尿汲み取り依頼で急を要する場合、土曜、日曜は業者に連絡がつかない。地区ごとに曜日を決めて収集したらどうか。(一関・女性)

回答

 し尿収集業者は、申し込みを受けてから3日以内(土曜・日曜・祝日を除く)を目安に収集しています。ただし、年末年始やお盆などは込み合いますので、早めに申し込むようお願いします。

 なお、し尿が便槽からあふれるなど急を要する場合は、これによらず対応するよう指示していますので、状況を業者へ伝え申し込みください(土曜・日曜・祝日の場合はお住まいの市役所本庁または支所に問い合わせ願います)。

メッセージ

自宅前の市道が狭く、救急車が入れないことから心配。早く拡幅してほしい。(花泉・80代・男性)

回答

 市道の改良要望につきましては、「市長へのメッセージ」をはじめ、陳情・要望でも多数寄せられています。市では、限られた予算を効率的に執行するため、要望のあった路線は現地確認を行い現状の把握に努め、安全面や生活への支障の度合いなどを総合的に判断して、優先度の高いものから改良などを行うこととしておりますので、ご理解をお願いいたします。

メッセージ

一関市女性センターを利用しているが、駐車場が狭く、不足している。新市となり施設利用者も増えると思われるので、何とかしてほしい。(一関・70代・女性ほか)

回答

 一関市女性センターは、現在1日当たり平均約60人ほどの方々に利用いただいておりますが、駐車場は18台程度となっています。このため、近距離の皆さんには車の利用をご遠慮いただいているほか、車を利用する方は、相乗りや一関勤労青少年ホーム駐車場の利用などをお願いしております。今後ともご理解ご協力の上利用くださるようお願いいたします。


※お願い…内容の確認などをさせていただく場合がありますので、メッセージをお寄せいただく際は、氏名、電話番号をぜひ記入くださるようお願いします。

(広報いちのせき 平成18年5月15日号)