一関市内でも児童施設などでノロウイルスによる集団食中毒が発生しています。
ノロウイルスによる感染性胃腸炎や食中毒は、一年を通して発生していますが、特に秋から冬にかけて流行します。

ノロウイルスは手指や食品などを介して、経口で感染し、ヒトの腸管で増殖し、おう吐、下痢、腹痛、発熱などを起こします。手洗いの手順

健康な方は軽症で回復しますが、子どもやお年寄りなどでは重症化する場合もあります。
ノロウイルスについてはワクチンがなく、治療は輸液などの対症療法に限られます。

皆さんの周りの人と一緒に、次の予防対策を徹底しましょう。

  1. 食事の前やトイレの後などには、必ず手を洗いましょう

    手洗いの手順.pdf [138KB pdfファイル] 
  2. 下痢やおう吐などの症状がある人は、調理など食品を直接取り扱う作業をしないようにし、医療機関を受診しましょう
  3. 胃腸炎患者に接する人は、患者のふん便や吐ぶつには大量のウイルスが存在しますので適切に処理し、感染を広げないようにしましょう
  4. 包丁、布巾、タオルは熱湯(85℃以上)で1分以上の加熱が有効です

ノロウイルスに対して有効な消毒液の作り方

ノロウイルスに対しては、消毒用エタノールや逆性せっけんは有効ではありません。
ノロウイルスに対して有効な消毒液は、次亜塩素酸ナトリウムです。

【市販の家庭用塩素系漂白剤:濃度約5%】は、容易に入手できます。
消毒の目的に合わせて原液を適切な濃度に薄めて使いましょう。

  1. 日常の清掃時の消毒…0.02%次亜塩素酸ナトリウム
    500mlペットボトル1本の水に家庭用塩素系漂白剤の原液(濃度5%)をペットボトルのキャップ約半分(約2ml)を加える
  2. 器具消毒・汚物処理用…0.05%次亜塩素酸ナトリウム
    500mlペットボトル1本の水に家庭用塩素系漂白剤の原液(濃度5%)をペットボトルのキャップ1杯(約5ml)を加える
  3. 吐物・汚物を処理した物品の消毒用…0.1%次亜塩素酸ナトリウム
    500mlペットボトル1本の水に家庭用塩素系漂白剤の原液(濃度5%)をペットボトルのキャップ2杯(約10ml)を加える

詳しい内容については厚生労働省のホームページまたはチラシをご覧ください。

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問い合わせ

健康づくり課 電話0191-21-2160/FAX0191-21-4656