一関市産のたけのこについては、平成24年5月から国より出荷制限が指示されておりましたが、令和2年4月24日、一関市旧大東町、東山町及び旧藤沢町の区域から産出されるたけのこの出荷制限が解除となりました。

 令和5年2月17日、上記の3地域に加え、一関市旧花泉町及び旧千厩町の区域から産出されるたけのこの出荷制限が解除となりました。
これにより、花泉・大東・千厩・東山・藤沢地域から産出されるたけのこを市内外において販売することが可能となりましたので、お知らせいたします。一関・室根・川崎地域については、引き続き出荷が制限されています。

1 経緯

(1) 平成24年5月、一関市内産のたけのこから食品の基準値(100㏃/kg)を超える放射性セシウムが検出されたため、同年5月31日に国より当市を対象とした出荷制限が指示されました。
(2) 当市では全域を対象とした制限の解除を目指していましたが、基準値を超える地域があり、全域での解除は難しいと判断し、平成30年度より県と連携して旧町村単位での解除を目指し、取組を進めてまいりました。
 

2 今後の対応

 市では県と連携しながら、たけのこの流通が安全かつ適切になされるよう、市内産直施設等などを中心に、集出荷者から放射性物質測定や集荷記録の情報提供等についての協力をいただきながら集荷台帳を整備し、たけのこの出荷管理を行ってまいります。

 * たけのこの出荷が可能となるのは、一関市たけのこ集荷台帳に登録された生産者のみとなります。

 * 今回の出荷制限指示の解除に至らなかった一関・室根・川崎地域については、引き続き、解除に向けて検体の採取等を続けていきます。

 

3 出荷管理について

 一関市産のたけのこ(花泉・大東・千厩・東山・藤沢地域のみ)を集荷・販売する場合は、以下の事項を順守の上、お取扱いいただくようご協力をお願いします。

(1) 販売することができるのは、当市の「たけのこ集荷台帳」に登録された生産者のみとなります。
(2) 出荷自粛要請が解除となっても、毎シーズンのはじめに岩手県が出荷前検査を行い安全性が確認された場合に、当該シーズンにおける一関市産たけのこの販売が可能となります。
(3) 販売する前には採取場所ごとに放射性物質濃度検査を自主的に行い、安全性が確認され、台帳登録を経て販売可能になります。
  市の検査を希望する場合は、産直施設等を通じて申込ください。
(4) 販売する際は、販売単位ごとに生産者の氏名・住所、採取日、採取場所の表示が必要です。
 
 上記のほか、集荷台帳の登録に当たり、出荷者・産直施設等の皆様にご協力いただく事項があります。
 一関市産のたけのこ花泉・大東・千厩・東山・藤沢地域のみを取り扱われる場合は、必ず下記までお問い合わせください
 
 

4 お問い合わせ先

 一関市役所 農地林務課 林業振興係 電話 0191-21-8195