まだ食べられるのに捨てられてしまう食べ物のことを、「食品ロス」といいます。国内の食品ロスは、年間612万トン(農林水産省および環境省「平成29年度推計」)もあると言われており、世界全体の食料援助量(平成30年で年間約390万トン)の約1.6倍にもなります。また、国民一人1日当たりに換算すると、お茶碗約1杯分の食べ物が毎日捨てられていることになります。

 この食品ロスを減らしていくために、一関市では、「残さず食べよう!30・10(さんまる いちまる)運動」などの食品ロス削減の取り組みを推進しています。

家庭での「残さず食べよう!30・10運動」

 食品ロスの約半分は家庭からのもので、家庭から出る生ごみのうち、約3割がまだ食べられるのに廃棄されていると推定されています。

 家庭における食べ残しや無駄な食品を購入しないために、以下について取り組みましょう。

毎月30日は、冷蔵庫クリーンアップデー

 冷蔵庫の中にある賞味期限・消費期限の近いものや、野菜・肉などの傷みやすいものを積極的に活用し、冷蔵庫を整理しましょう。

毎月10日は、もったいないクッキングデー

 今まで捨てていた野菜の茎や皮などを使った料理を作ってみましょう。(お子さんがいるご家庭は、親子で実践してみてください!)

外食時の「残さず食べよう!30・10運動」

 飲食店などからの生ごみのうち、約6割がお客さんの食べ残した料理と言われています。

 外食、宴会時の食べ残しを減らすために、以下について取り組みましょう。

  1. 注文の際に適量を注文しましょう。
  2. 宴会時は、乾杯後30分間は席を立たず料理を楽しみましょう。
  3. お開き前10分間は自分の席に戻って、再度料理を楽しみましょう。

 一関市の「残さず食べよう!30・10運動協力店」

 食べられるのに捨てられてしまう食品ロスを「もったいない」の気持ちで事業者と行政が協力して減らすことにより、本市における一般廃棄物の減量を図るため、食品ロス削減を推進する飲食店や宿泊施設等を「残さず食べよう!30・10運動協力店」として認定しています。

 市では、岩手県が実施する「もったいない・いわて☆食べきり協力店」と連携した取り組みを実施しており、「もったいない・いわて☆食べきり協力店」に登録された事業者を、市の「残さず食べよう!30・10運動協力店」として認定しています。

  1. 協力店
    協力店の店舗数 45店舗(令和4年12月8日現在
    協力店の一覧   残さず食べよう!30・10運動協力店の一覧 [57KB pdfファイル]  ※ 一覧には、岩手県の 「もったいない・いわて☆食べきり協力店」に登録された事業者のほかに、これまで市が独自に認定した事業者を掲載しています。
     
  2. 登録方法
    岩手県の「もったいない・いわて☆食べきり協力店」に登録する手続きを行ってください。
    登録方法については、岩手県の「もったいない・いわて☆食べきり協力店」のページをご覧ください。

全国おいしい食べきり運動ネットワーク協議会に参加しています!

 市では、全国で食べきり運動を推進し、食品ロスを削減することを目的とした団体である「全国おいしい食べきり運動ネットワーク協議会」に参加しています。

 団体について詳しくは、「全国おいしい食べきり運動ネットワーク協議会」 のページをご覧ください。

食料品の寄付にご協力ください

 一関市社会福祉協議会では、フードポストの設置を行っています。
 寄付いただいた食料品は、生活にお困りの方、ひとり親世帯などへ提供されます。
 皆さまのご協力をお願いします。

 【対象品】
  常温で長期保存がきく、賞味期限が3か月以上ある食料品
  例)乾麺、インスタント食品、レトルト食品、缶詰、調味料、お茶等の飲料、菓子など
 
 【フードポスト設置場所(順次拡大予定)
  一関市総合福祉センター(一関市城内1-36)
  千厩農村勤労福祉センター(一関市千厩町千厩字町浦97-1)
 
 食料品の寄付については、一関市社会福祉協議会(電話:23-6020)までお問い合わせください。