博物館だより 展示展紹介

長崎港図(ながさきこうず)

長崎港図(ながさきこうず)
川原慶賀画 文化~嘉永年間(19世紀)

地球を半周して長崎に入港するオランダ船が描かれています。
オランダ船は小舟にえい航されて湾内に導かれながら号砲を発し、その先には日本と世界を結ぶ唯一の窓口だった出島が見えます。

江戸幕府は、寛永18(1641)年にオランダとの通商を長崎の出島だけで行うと定め、鎖国政策を完成させました。
以来200年以上にわたって出島から漆器や陶磁器などがヨーロッパに渡り、日本には最新の情報や好奇心かき立てる西洋の文物が入ってきました。
「長崎港図」は、こうした東西文化の接点を象徴する貴重な1枚です。

絵を描いた川原慶賀(かわはらけいが)は、オランダ船で来日したドイツ人医師シーボルトから精密な絵画技法を学びました。
慶賀が描いた風景、人物や風俗などは、シーボルトを通して日本文化をヨーロッパに伝える重要な役割を果たしました。

お問い合わせ

一関市博物館
電話:29-3180
〒021-0101 一関市厳美町字沖野々215 番地1
ホームページ:http://www.museum.city.ichinoseki.iwate.jp

図書館だより 7月は花泉図書館

花の大地 花泉町商工会青年部 編集・発行

花の大地 花泉町商工会青年部 編集・発行

旧花泉町商工会青年部の創立30周年を記念した写真集。
町内で撮影した四季の花や県内各地域の商工会がオススメする花木のスポットが満載です。
風景をヒントに場所を探してみては?

どうしてもちをたくさん食べるの 農山漁村文化協会 発行

どうしてもちをたくさん食べるの 農山漁村文化協会 発行

「岩手県の人は、なぜ、いろいろなもちをたくさん食べるのだろうか」という文で始まるこの本。
花泉地域の情報も多く、親子で「もち文化」に触れることができます。

太古の花泉 ハナイズミモリウシ研究会 編集

太古の花泉 ハナイズミモリウシ研究会 編集

氷河時代の花泉はどのような様子だったのか?
長い年月を経て、次々に明らかになる当時の暮らし。
ハナイズミモリウシ(野牛)の動物化石など、絵本形式で分かりやすく紹介されています。

お問い合わせ
  • 一関図書館 電話:21-2147
  • 花泉図書館 電話:82-4939
  • 大東図書館 電話:75-3541
  • 千厩図書館 電話:51-1122
  • 東山図書館 電話:47-2243
  • 室根図書館 電話:64-3820
  • 川崎図書館 電話:43-4123
  • 藤沢図書館 電話:63-5088 

 

 

 広報いちのせき「I-Style」 平成25年7月15日号