ぶなの雫 (9)

浅井東兵衛市長と成人式で市民歌を歌った新成人今年の元旦は、雪こそ降りましたが穏やかなよい天気に恵まれました。平成20年が、このように平穏で、上昇気流に乗ることのできるような年であればと感じました。
1月2、3の両日行われた箱根駅伝では、一関学院高陸上競技部出身の3人の選手が活躍しました。往路5区で区間7位の力走を見せた阿部豊幸選手(日本大3年)、復路6区を走り駒沢大の総合優勝に大いに貢献した藤井輝選手(4年)、同7区で区間8位の健闘を見せた加翔太選手(城西大3年)。一関学院高の全国クラスの力をあらためて示してくれたと同時に、一関の名を全国に発信してくれました。
昨年を表す言葉は「偽」でありましたが、今年はぜひ、その反対の「真」で表される年になってほしいものです。「真」は「真実」の「真」であり、「真心」の「真」です。
いつわりのない「真実」の心、「真心」を込めてそれぞれが頑張ることで、年末には「真」にふさわしい年だったと振り返ることができるように、と心から願う年頭です。

 (広報いちのせき平成20年2月1日号)