国保税の税率などが変わります
国民健康保険税
国民健康保険税(以下国保税)は、平成17年の合併からこれまで、地域ごとに異なる税率・税額となっていましたが、市議会3月定例会において、一関市国民健康保険税条例の改正が承認され、税率などが変わりましたので、その内容をお知らせします。
Q.21年度の国保税の税率・税額はどうなりますか?
A.改正後の税率・税額については表1のとおりです。今回の改正に伴って、市内全地域の税率・税額を統一しました。
(表1)国民健康保険税の税率・税額表
区分 | 21年度 | 20年度(参考) | |
医療分 | 所得割 | 7.90パーセント | 6.79(6.00)パーセント |
均等割 | 1万9800円 | 1万5700(1万4300)円 | |
平等割 | 1万9000円 | 1万5100(1万4300)円 | |
支援金分 | 所得割 | 2.95パーセント | 2.95(2.60)パーセント |
均等割 | 7400円 | 7400(6700)円 | |
平等割 | 7100円 | 7100(6700)円 | |
介護分 | 所得割 | 2.40パーセント | 2.64パーセント |
均等割 | 7300円 | 8300円 | |
平等割 | 4700円 | 5000円 |
Q.国保税はどのように決まるのですか?
A.その年度に予想される医療費の額や、後期高齢者医療、介護保険制度へ支出する額の合計から、国・県の負担金や市費の繰り入れ分、医療費の一部負担金(原則3割の自己負担)などを除いたものが、国保税の総額になります。
各世帯で納めていただく国保税は「医療(医療給付費)分」「支援金(後期高齢者支援金)分」「介護(介護納付金)分」で構成され、それぞれ所得割(前年の所得に応じて計算する部分)、均等割(被保険者の人数に応じて計算する部分)、平等割(世帯ごとの定額負担部分)を合計したものとなります。
Q.国保税はいつからどのように納めるのですか?
A.7月10日ごろにお届けする21年度の納税通知書をご覧の上、納付してください。原則として、7月から22年2月の各月末(8回)が納期限となっています。口座振り替えを希望する場合は、納税通知書に口座振り替えの申込書が添付されていますので、必要事項を記入して、金融機関にお申し込みください。
Q.年金からの引き落としで国保税を納めています。今後の納入額などはどうなりますか。また、納入方法の変更は可能ですか?
A.国保税を特別徴収(公的年金からの引き落とし)で納入している人には、7月に納税通知書をお届けする際に、引き落とし納入分を差し引いた金額をお知らせします。また、10月以降に引き落としが継続になるかどうかも、併せてお知らせします。納入方法を口座振り替えに変更することも可能ですので、希望する場合はお問い合わせください。
Q.国保税を軽減する制度はありませんか?
A.世帯の所得の合計額が一定の条件(表2)を満たしている場合、均等割と平等割がそれぞれ軽減されます(世帯主と被保険者全員の所得申告が必要です)。
(表2)国保税の軽減に該当する条件
軽減割合 | 世帯主と被保険者の総所得合計 |
7割軽減 | 33万円以下 |
5割軽減 | 33万円+(24万5000円×世帯主を除く被保険者数)以下 |
2割軽減 | 33万円+(被保険者数×35万円)以下 |
(所得申告が済んでいれば、申請は不要です)
Q.近々、会社を退職します。社会保険の任意継続と国保税を比較したいのですが
A.国保税は、被保険者の人数、加入期間、前年の所得などにより、世帯ごとに異なります。国保税の試算を希望する人は、所得が記載された書類(20年分の源泉徴収票や21年度確定申告書の控えなど)を持参の上、本庁税務課または各支所市民課税務係へおいでください。任意継続保険料については、加入している健康保険や勤務先へお問い合わせください。
Q.医療費の推移はどうなっているのですか?
A.合併後の国保被保険者一人当たりの医療費は図1のとおりで、21年度は、17年度に比べて15.3パーセント増の見込みです。
(図1)被保険者一人当たり医療費の推移
(広報いちのせき 平成21年5月15日号)