BookReview

大東図書館の新着図書の中から、特にお薦めの3冊を紹介します。

te no te(てのて)

「te no te(てのて)」

まちの編集室 編

副題~いわ「てのて」しごと~のとおり、器や木工など県内16カ所の工房の「手仕事」を紹介した本です。岩手で暮らし、ものを作り続けるには理由があるはず、ものにもそれが現れるはず。
そんな思いで訪ね歩いた工房には、さまざまな人とものとの物語がありました。

ある徴兵拒否者の歩み

「ある徴兵拒否者の歩み」

北御門二郎 著

学生時代に出合ったトルストイ作品から衝撃を受け、その思想を理解し実践することに身命をささげる。トルストイ翻訳家であり、太平洋戦争の折に極刑を覚悟で徴兵拒否を行った著者は、殺しあわない世界の実現を希求し続けた。
1983年刊行以来、版元を変え2度目の復刊本です。

しろくまちゃんのほっとけーき

「しろくまちゃんのほっとけーき」

森比左志・わだよしおみ・若山憲著

長年読み継がれている絵本が、点字つき触る絵本になりました。 フライパンの上で、「ぽたあん」「どろどろ」「ぴちぴちぴち」…とホットケーキが焼けていくページは、どの子どもも大好きな場面。絵の部分も隆起印刷されていて、見ても触っても楽しめます。

図書館へ行コウ!

図書館の本を誤って汚してしまったり、破いてしまったら?修繕できるものについては、図書館で専用ののりやテープを使って修繕します。家庭用のセロハンテープは変色するため書籍の修繕には向きません。また、場合によっては弁償していただくこともあります。
小さいお子さんには、絵本を自由に手にとってもらいたいと考えています。もし、破いてしまったなどの際は、そのまま図書館へお持ちになり、係にその旨を伝えてください。
また、図書館の資料への故意の書き込みや切り取りが全国的に話題になっています。図書館の資料はみんなの財産です。公共マナーを守って利用しましょう。


(広報いちのせき 平成21年11月1日号)