勝部市長に販売成績を報告した生産者の皆さん

いわい東農業協同組合と岩手南農業協同組合は昨年末、東京都港区の東京食肉市場で相次いで枝肉共励会などを開催。管内の肥育農家が育てた和牛の枝肉を販売し近年にない高値がつきました。最優秀賞など高い評価を受けた生産者の藤隆一さん、菅原和久さんらは12月17日、勝部市長を訪ね販売成績を報告しました。
販売成績は、いわい東農協が24頭、総重量1万1468キログラム、総販売金額2376万1635円、キログラム当たり最高枝肉単価3千円、平均単価2072円。岩手南農協が24頭、総重量1万1690キログラム、総販売金額2566万3391円、キログラム当たり最高枝肉単価3142円、平均単価2195円。近年、平均単価は1800円台で推移しており、今回の成績は「いわて南牛」が高い評価を受けたものとなりました。
生産農家は「ことしは景気の低迷などで価格が低く大変だったが、年末に来て良い結果を出すことができた」と語りました。勝部市長は「組織がしっかりしていて、若手の生産者も育っていると聞いている。基盤が整ってきた成果。おめでとうございます」と祝福しました。
今回の共励会で販売した両農協の若手生産者で組織する「いわて南牛PRO5」(佐藤良代表、40人)は、自ら「いわて南牛」の都市部での販売に力を入れるため、来る2月7日、8日に東京都中央区銀座の「いわて銀河プラザ」で試食販売会を開催する予定。佐藤代表は「イベントは素人なので市長にも応援していただきたい」と協力を要請。勝部市長は「いわて南牛のブランドをしっかりとしたものにするため、トップセールスしたい」と応えました。

(広報いちのせき 平成22年1月15日号)