お帰りなさい、木村選手

ピッチングフォームを披露した木村選手児童らの中に入り、ハイタッチで応えていました

プロ野球読売巨人軍の選手たちが出身小学校を訪問するイベント「母校へ帰ろう!」として一関市出身の木村正太選手が1月15日、母校の山目小学校を訪問。ゲームなどを通じて小学生と触れ合いました。
「木村正太先輩 ようこそ山目小学校へ」の横断幕が張られた体育館に、全校児童の拍手の中、木村選手がアーチをくぐって入場。憧れのプロ野球選手の登場に、児童らは口々に「かっこいい」と大興奮しました。
児童の質問に答えるコーナーでは、野球選手になりたい児童らに、木村選手は「高校までは精一杯楽しんでやること。そうすれば結果もついてくる」と激励。集団じゃんけんゲームでは数回勝った児童に、木村選手からサイン入りカードが手渡されました。ピッチングのデモンストレーション、代表児童とのストラックアウト対決ゲームなども行われ、木村選手の一挙一動に、児童らの歓声が上がっていました。終了後、木村選手は「子供たちにパワーをもらった。目標とされるよう頑張りたい」と語っていました。

光る感性、はじける笑顔

はじける笑顔で演舞を披露したよさこい花っこ苦楽部

一関文化会議所主催の第2回「子ども文化祭」は1月23・24日の両日、一関文化センターを会場に行われ、展示部門では、書道や絵画、発明品などそれぞれの感性が光る力作200点が来場者の目を引いていました。
24日行われた舞台部門には、10団体約180人が出演。迫力ある演舞を披露したよさこい花っ子苦楽部の代表は、「ひとつになって踊れた。お客さんを楽しませることができて良かった」とにっこり。晴れ舞台で繰り広げられた笑顔はじける熱演に、惜しみない拍手が贈られていました。

手すき和紙の伝統継承へ

根気が必要な紙すき作業に集中して取り組んだ実習生
平泉文化とかかわりの深い東山和紙の生産技術を後世へ伝承しようと、1月10日から22日までのうちの10日間、東山町長坂の「和紙の里」で短期実習が行われ、5人が伝統技術を学びました。
約800年前、奥州平泉の落人が作り始めたのが起源といわれている東山和紙。和紙職人の鈴木英一さんの指導で、原料のコウゾの加工、紙すき、乾燥など一連の工程を実習しました。厳しい寒さの中、地域の伝統産業である和紙づくりの技術を習得しようと、実習生たちは真剣な表情で作業に取り組んでいました。

(広報いちのせき 平成22年2月15日号)