地域の今をつぶさに

室根中学校で給食を試食農家を訪問して現状説明を受けました室根支所に設けた市長室

5月18日から20日までの3日間「移動市長室」として、市長が室根支所で執務しました。
これは、市長が支所で執務し、市民の皆さんと地域の課題や市政について懇談なども行うことにより、市政を市民の皆さんにより身近に感じていただくため、本年度からスタートしたものです。

期間中は室根地域内に滞在しました。
初日となった18日には、まず室根支所曲ろくホールにおいて、支所職員に「地域内をつぶさに見て多くの市民と触れ合い、今後の市政運営に反映させたい」とあいさつ。

支所での業務が始まりました。

室根バイパス相談室オープンセレモニーへの出席や各施設の視察、書類決裁などの執務の後、夕方からは室根地域の自治会長の皆さんと地域の課題などについて懇談。

室根町自治会連合会長の松山昭雄さん(75)は「こうして移動市長室を開催すると市役所が、いくぶん近くなった感じがする。もっとゆとりを持った日程で、続けて開催してほしい」と話し、今後の開催に期待していました。
2日目には、トマトや小菊を栽培している園芸農家の訪問、室根中学校で生徒への講話、給食の試食も行いました。

市長と一緒に給食を食べた同中1年の千葉航君は、「室根のことについて詳しいと感じた。初めて市長さんに会ったので、ちょっと緊張した」と笑顔で答えてくれました。

また、午後からは、各種団体の長や小中学校PTA役員、青年ふれあい塾生との懇談も行われました。
今後、移動市長室は、千厩支所、川崎支所、東山支所、大東支所、花泉支所の順に行うことにしています。

6月は土砂災害防止月間

市内には土砂災害危険個所が1250カ所ありますが、そのうち大きな被害が予想される個所が、約210カ所あります。
このうち、県では「土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律」に基づき、19年4月から22年3月までに一関・大東・東山地域の88カ所を土砂災害警戒・特別警戒区域に指定しています。
指定状況などは、県のホームページ「岩手県防災情報ポータル」 でご覧いただけるほか、左記または各支所建設課にお問い合わせください。
問い合わせ先

県南広域振興局一関総合支局土木部 電話0191-26-1418

同千厩 土木センター電話0191-52-4971

または本庁維持課 電話0191-21-8523

土砂災害から身を守るために

土砂災害警戒情報に注意

土砂災害警戒情報は大雨による土砂災害発生の危険性が高まった時に、市町村長が住民への避難勧告などを適切に行えるように支援するとともに、住民自らの避難の判断にも参考になるように、都道府県砂防部局と気象庁が共同で発表する情報です。

土砂災害警戒情報に基づき避難をしましょう。

危険を感じたら早めの避難を
1.避難の道順を決めておく

避難する道に危険な場所がないか日ごろから調べておきましょう。

2.危険個所を調べておこう

危険個所図は一関土木センターや千厩土木センター、市役所などで見ることができます。日ごろからどこが危険か、避難場所はどこか、確認しておきましょう。

3.お年寄りは早めに避難させよう

犠牲者の半数以上を占めるのは高齢者など災害時要援護者。移動時間を考えて早めの避難を。

4.防災無線や広報車の呼びかけに注意しよう

強い雨や長雨の時などは、市の広報車の呼びかけなどに注意しましょう。

(広報いちのせき 平成22年6月1日号)