市は、市勢の発展に尽力された16人の皆さんを市勢功労者として表彰します。

合併して以来、初の表彰となります。
表彰式は11月3日、行われます。

自治功労

浅井東兵衛さん(83)萩荘字金ケ崎

浅井東兵衛さん

平成17年9月の新「一関市」誕生後、初代一関市長に当選され、21年10月までの1期4年間在職。

合併直後における市民の不安の解消や一体感の醸成を図り、新市の基礎固めのためや岩手宮城内陸地震の復興に献身的に尽力されました。

「合併しても市が一体にならなければ力が十分に発揮できない。早く一体感を出したいと、力を合わせるよう働きかけ、これを理解してもらうことができた。皆さんのおかげで新しい市の基礎づくりができた」と振り返られました。

自治功労

坂本紀夫さん(69)萩荘字高梨北方

坂本紀夫さん

平成17年9月の新「一関市」誕生後、初代一関市助役、19年4月からは副市長に選任。

21年10月までの1期4年間在職し、合併直後における市民の不安の解消や一体感の醸成のため、市長の補佐役として新市の基礎固めや岩手宮城内陸地震の復興に献身的に尽力されました。
「合併前の市町村のそれぞれが行ってきた事務処理を統一すること、また、職員の意識改革により早期に一体感を醸成しなければとの思いで努めた」と振り返られました。

自治功労

佐藤正勝さん(66)山目字才天


佐藤正勝さん
平成17年9月の新「一関市」誕生後、一関市収入役に選任。
21年10月までの1期4年間、一体感の醸成や合併直後の市財政の健全運営、新市の基礎固めのために献身的に尽力されました。
おととし発生した岩手宮城内陸地震の復旧と復興にの取り組みに触れ、「災害がないと感じないが、安心安全なまちづくりの必要性を改めて感じた」と振り返られました。
また「収入役として安全な資金確保などを一番に心がけた」と述べられました。

自治功労

田野崎捷吾さん(72)花泉町涌津字中町

田野さき捷吾さん

平成17年9月の新「一関市」誕生後、同年10月に一関市花泉地域自治区長に就任。

20年3月まで2年5カ月間在職し、合併直後における市民の不安の解消や一体感の醸成を図り、新市の基礎固めのために献身的に尽力されました。

今回の受賞を「私個人というより皆さま方の代表として受けたものと思っている」と語られ、合併までの道のりを振り返り、「合併実現のため30数回の懇談会を開催したが、当時はとても大変だったことを思い出している」と述べられました。

自治功労

小原伸元さん(75)大東町摺沢字間明田

小原伸元さん
平成17年9月の新「一関市」誕生後、同年10月に一関市大東地域自治区長に就任。
19年10月まで2年間在職し、合併直後における市民の不安の解消や一体感の醸成を図り、新市の基礎固めのために献身的に尽力されました。
「これまでのことは、すべて住民の方々と一体の中でこそ成し得たこと。改めて住民の皆さんに感謝したい。これからの一関市が結いの精神を持って住民が力強く結びつき、着実に発展していくことを願っている」と語られました。

自治功労

菊地宏雄さん(67)千厩町千厩字構井田

菊地宏雄さん

平成17年9月の新「一関市」誕生後、同年10月に一関市千厩地域自治区長に就任。

20年3月まで2年5カ月間在職し、合併直後における市民の不安の解消や一体感の醸成を図り、新市の基礎固めのために献身的に尽力されました。

「千厩町長時代には、市町村合併という流れの中で地方自治の大きな転換期にあり、新しい地方自治の確立のために腐心させてもらった。合併後は自治区長として、住民自治の確立と地域経済の活性化に力を注がせてもらった」と語られました。

自治功労

松川誠さん(75)東山町松川字一市町

松川誠さん
平成17年9月の新「一関市」誕生後、一関市長職務執行者に就任。
合併直後における市民の不安の解消や一体感の醸成を図り、新市の基礎固めのために献身的に尽力されました。
これまでの職責を振り返り、「地域の皆さんに支えられ、職員に恵まれたからこそ職務を務め上げられた。今日の地域は、こういう方々が流した汗のおかげで成り立っているのであり、今回の受賞は、皆さんを代表していただいたのだと受け止めている」と述べられました。

自治功労

佐藤久耕さん(69)東山町長坂字南山谷

佐藤久耕さん
平成17年9月の新「一関市」誕生後、同年10月に一関市東山地域自治区長に就任。
20年3月まで2年5カ月間在職し、合併直後における市民の不安の解消や一体感の醸成を図り、新市の基礎固めのために献身的に尽力されました。
「地域の皆さんと、良き職員に支えられて仕事をしてこられたので、私というより、地域がいただいたものだと思っている。皆さんに感謝したい。特徴を生かしながら、一関市が活力ある中東北の拠点として力強く発展することを願っている」と述べられました。

自治功労

小山寛さん(75)室根町折壁一丁目

小山寛さん
平成17年9月の新「一関市」誕生後、同年10月に一関市室根地域自治区長に就任。
20年3月まで2年5カ月間在職し、合併直後における市民の不安の解消や一体感の醸成を図り、新市の基礎固めのために献身的に尽力されました。
「住民の皆さんから合併して良いことがないと言われないよう、住民福祉の向上に努めた」と振り返り、「受賞は身に余る光栄。雇用、少子高齢化など課題が山積する中、健全財政を維持しながらも、課題解決に向けていただきたい」と市政への期待を語られました。

自治功労

千葉ただしさん(61)川崎町薄衣字諏訪前

千葉ただしさん

平成17年9月の新「一関市」誕生後、同年10月に一関市川崎地域自治区長に就任。

20年3月まで2年5カ月間在職し、合併直後における市民の不安の解消や一体感の醸成を図り、新市の基礎固めのために献身的に尽力されました。

これからの一関市のまちづくりについて、「住民の方々が生き生きと生活し、夢と希望を持ち、将来の姿が描けるようなまちに、また、新市として一体感のある地域づくりができることを念願します」と語られました。

自治功労

佐々木時雄さん(70)萩荘字外山

佐々木時雄さん
新「一関市」の議会にあって、議長として4年間務められ、新たな市議会の運営方法を確立されるとともに議会および各委員会などの円滑かつ効率的な運営に努めるなど、新市議会の基礎を築かれました。
「議員は市民の代表者。相手の話をよく聞くなど対話を大切に議会運営に努めた」と議長として心掛けたことに触れ「議会がスタートした時には戸惑うこともあったが、議員間の情報交換を密に行うことで、スムーズに進むようになった」と振り返られました。

教育文化功労

故北村健郎さん(享年69)千厩町字千厩字北方

北村健郎さん
平成17年9月の新「一関市」誕生後、同年10月から20年10月に退任されるまでの1期3年間、初代教育委員長として学校教育施設、体育施設、学校給食施設および社会教育施設の充実に努められ、児童・生徒の学力向上と社会教育、社会体育の振興発展、住民福祉の向上に多大な貢献をされました。

平成22年6月17日 逝去

自治功労

伊藤力さん(78)川崎町薄衣字陳が森

伊藤力さん
新「一関市」の議会にあって、4年間副議長として議長とともに新市議会の基礎づくりと円滑な議会運営に指導力を発揮され、議会および各委員会の効率的な運営に尽くされました。
「川崎は大雨により、水害に悩まされた。治水対策事業を行うため、住民との話し合いを20年間にわたり重ねたことが思い出です」と当時を振り返り、「今後のまちづくりに全精力を上げて、努力して頑張ってほしい。責任と自信をもって取り組んでいってほしい」と語られました。

産業功労

須田利治さん(74)山目字向野

須田利治さん

平成9年から19年までの9年8カ月にわたり、一関商工会議所会頭として一関市および両磐圏域の商工業の発展に尽力。

17年9月の新「一関市」の市町村合併により、市内商工会議所と商工会の合併に向け尽力されました。

商工会議所と商工会の合併を「産みの苦しみはあったが、比較的スムーズに進んだと思う」と振り返られ、「一関高専の技術を地域の産業に生かしたいと、両磐インダストリアルプラザの活動に奔走したことも思い出深い」と語られました。

教育文化功労

佐藤拓郎さん(78)萩荘字砂子田

佐藤拓郎さん
新「社団法人一関市体育協会」では、初代会長として1期2年間務められ、体育協会の組織固めや基盤づくりなどにより、新「一関市」のまちづくりと新市のスポーツ振興に尽力されました。
「市が合併するのに合わせて7市町村の体育協会が一つになるよう調整に努力した」と語られ、「新体育協会ができたら身を引こうと考えたが請われるままに会長職をお引き受けした次第で、体育協会の合併は、私だけでなく、皆さんの懸命の努力の賜物」と述べられました。

民生功労

八島松四郎さん(80)末広二丁目

八島松四郎さん

平成17年9月の新「一関市」誕生後の交通指導隊の隊の再編において初代交通指導隊長として選任。

以後4年6カ月にわたり隊の体制整備に努めるとともに、本市の交通事故防止に努められました。
「長く活動を続けられたのは、健康に恵まれたから。朝、子供たちと交わすあいさつから元気をもらい、健康管理にもなった。冬の寒さはつらかったが、毎日の活動が楽しみだったり、はりあいとなってここまで来られた」と合併前からの29年余りの活動を振り返られました。

 (広報いちのせき 平成22年11月1日号)