おもてなしの心を感じ、隣人から家族へまた一歩

施設の説明を受ける参加者(撮影:黒沢星さん)
施設の説明を受ける参加者(撮影:黒沢星さん)

一関市・藤沢町の合併を記念して企画された「藤沢町公共施設等見学ツアー」は8月29・30日の両日、市民73人が参加して行われました。

29日の参加者は、51人。市が用意したバス2台に分乗し市役所本庁を出発。
おもてなしの心感じるまちづくりが進められている藤沢町の金越沢ダムや愛情りんご園などを見学しました。
参加した佐々木孝一さん(69)は、「普段なかなか訪れることがない施設を見学できるいい機会だった。広い市域となり、行政が行き届くか心配だが、より一層住みよい市となって欲しい」と語り、良き隣人から家族となる藤沢町への理解を深めていました。

翌30日には22人が参加。秋を感じさせるさわやかな風が吹く中、館ケ森ファームマーケットを訪れ、工夫を凝らした特産の数々をお土産に買い求める姿も見られました。
田名網登美子さん(59)は「ダムがこんなにたくさんあるとは思わなかった。合併して、よりよい方向に向かってほしい」と、間近に迫った合併に期待を寄せていました。

職場体験の一環として参加した黒澤星さん(桜町中2年)は、初めて訪れた藤沢町を「とても素晴らしい町と合併することは光栄なこと。良い体験ができた」と笑顔。
市の将来を見つめる彼女の眼が輝いていました。

(広報いちのせき 平成23年9月15日号)