広報いちのせき「I-Style」7月1日号 一関版 [3318KB pdfファイル] 

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骨寺村の変わらぬ景観を次世代へ 学生と住民が小区画水田で田植え

COVER★国学院大生と本寺地区住民らが田植え
撮影日 6月8日 場所 本寺地区小区画水田

小区画水田で田植えを体験する国学院大の学生

中世から続く小さな田んぼと曲がりくねった水路。昔話に出てくるような風景に、学生たちから歓声が上がります。

国学院大生と本寺地区住民らによる田植えは6月8日、厳美町の骨寺村荘園遺跡内の小区画水田で行われました。

同荘園小区画水田保存会(佐藤正人(まさと)会長)が主催する田植えは今年で3回目。
国学院大の学生19人、本寺中生徒と厳美小児童、保存会や地域の人たちなど約130人が参加しました。
初めて田植えを経験した国学院大の秋山真奈美(まなみ)さん(3年)は「美しい景観に感動しました。まっすぐ植えるのが難しかったけど、今から収穫が楽しみです」と瞳を輝かせます。

田植え後の交流会では、子供たちと一緒に餅つきを楽しみました。本寺産の餅米を使って自分たちでついた餅は格別。
みんなの笑みがこぼれます。保存会の佐藤会長は「歴史ある景観を次世代につないでいきたい」ときっぱり。
国学院大の吉田敏弘(としひろ)教授は「小区画水田は、遺跡内で最も貴重な景観。実際に見て、入って、感じて、体験することに大きな意義がある」と語り、「これからもできる限りサポートしていきたい」と力を込めました。

昨年9月25日に世界遺産暫定一覧表に追加記載された同遺跡は、現在、世界遺産追加登録を目指し、調査・研究が進められています。

2本寺産のもち米を使って餅をつく本寺中の生徒 3貴重な田園風景を背景に全員で記念撮影  
4骨寺村荘園小区画水田保存会の佐藤正人会長 5初めて田植えを経験した秋山真奈美さん 6国学院大の吉田敏弘教授
1_ 小区画水田で田植えを体験する国学院大の学生
2_ 本寺産のもち米を使って餅をつく本寺中の生徒
3_ 貴重な田園風景を背景に全員で記念撮影
4_ 骨寺村荘園小区画水田保存会の佐藤正人会長
5_ 初めて田植えを経験した秋山真奈美さん
6_  国学院大の吉田敏弘教授

 

250枚もの写真が「一関の100年」を今に伝える

「目で見る一関の100年展―大正~現在―」は6月15日まで大町の「なのはなプラザ」で開かれた。
プラザ2階では、大正初期~現在の約250枚の写真が展示されたほか、貴重映像を収めた「伸びゆく一関」が上映された。
会場には期間中1,815人が訪れ、写真でたどる一関の100年を興味深そうに見ていた。

大正初期~現在の約250枚の写真が展示された 貴重映像を収めた「伸びゆく一関」を上映

 

 

広報いちのせき「I-Style」一関版 平成25年7月1日号