「いのち・笑顔・未来が輝く」わたしたちのまちのテーマソング

2月4日の「一関合唱祭」では、市民歌制定委員会委員長を務めた大畑孝夫・一関合唱連合会長の歌唱指導で、出演者、来場者が一緒に真新しい市民歌を歌いました

 「一関市の素晴らしさや今後の発展を表現した、明るく、世代を超えて愛される歌」を目指して、昨年5月から市民歌制定委員会(大畑孝夫委員長・委員10人)により検討が重ねられてきた市民歌が完成し、市長に報告されました。 

 これを受けて市は1月29日、「一関市民歌」を制定しました。

 詞は、昨年6月から7月にかけて行った全国公募への応募124作品の中から、北川康宏さん(大阪府)の作品を採用し、委員会で一部補作の上9月に決定。曲は、オーケストラや器楽作品をはじめ、数多くの合唱作品でも人気の高い作曲家・髙嶋みどりさんにお願いし、12月に完成しました。

 1月16日、市役所本庁で行われた第5回制定委員会で、鈴木庸子委員(修紅短期大学非常勤講師)の独唱、黒川祥子さん(一関市民合唱団ピアニスト)の伴奏で出来上がった市民歌を演奏。大畑委員長が「新市にふさわしい、明るいさわやかな歌が完成しました」と、浅井市長に楽譜を手渡しました。浅井市長は「素晴らしい、明るい未来を感じる市民歌を策定いただいた。市民としての誇りと郷土への愛着をもち、未来への希望に満ちたまちになるよう、普及に努めてまいりたい」と感謝を述べました。

 市民歌は、2月4日に一関文化センターで行われた「一関合唱祭」で歌唱指導が行われたほか、16日に同センターで行われた「一関市民憲章推進大会」で披露されました。

 今後は、髙嶋さんから3月に合唱とオーケストラ用編曲の納入を受けてCD2000枚を制作し、希望者などに配布するほか、各種のイベントでの活用や市ホームページによる周知などで広く普及に努めていくこととしています。

1月16日の制定委員会で、出来上がったばかりの市民歌が、鈴木庸子さんの美しいソプラノに乗せて奏でられました

作詞者 北川康宏さんより

 一関市について時間をかけて研究し、『一関市民になった気持ち』で詞を創りました。市民の皆様に末永く愛され、親しまれることを願っています。

 私も、大阪の地でPRに努めたいと思います。

作曲者 髙嶋みどりさんより

 美しい自然に囲まれて、健やかに清清しく平和な日々をおくっておられる一関市民の皆様の、明るい笑顔と輝く未来をイメージしながら作曲いたしました。

 さわやかに歌い継がれていただけると、幸せです。

プロフィール

 東京芸術大学作曲科、同大学院修了。日本作曲家協議会、日本現代音楽協会、会員。

 代表作にはNHK委嘱作品「音楽ファンタジーオフィーリアの遺言 管弦楽と電子音響、3人の歌手のための」などが、また、主要合唱作品にはNHK全国音楽コンクール課題曲や「青いメッセージ」「白鳥」「あなたが歌えと命じるときに」など多数。

一関市民歌楽譜

問い合わせ先

本庁地域振興課 TEL 0191-21-2111(内線8673)

(広報いちのせき 平成19年3月1日号)