真柴第2工業団地土地売買契約締結 ㈲一関電子が新工場建設

土地売買契約調印後握手を交わす(左から)浅井市長、近藤代表取締役、佐々木議長 プリント基盤やPOS(販売時点情報管理)システム端末機など、電子部品の製造、組み立てを行う有限会社一関電子(本社市内萩荘、資本金300万円、近藤廣子代表取締役)は、真柴第2工業団地へ新工場を建設することとなり、市との土地売買契約調印式が6月8日、市役所本庁で行われました。
 調印式には近藤代表取締役、浅井市長、佐々木時雄市議会議長と同社、市関係者らが出席し、近藤代表取締役と浅井市長が、土地売買契約書に調印しました。
 平成7年創業の同社は、業務拡大に伴って14年、真柴第2工業団地内の市営貸し工場に第1号として入居し、以降本社工場との2工場体制で操業しています。受注が堅調な主力製品に加え、新たに小型風力発電機製造などの大型受注を得たことから、2工場を統合し、生産能力増強と効率向上を図るための新たな工場を建設することとなり、今回の契約調印となりました。
 調印後、浅井市長は「地方経済が回復の緒に就いた中、御社の英断は市の経済活性化に大いに貢献いただけるものと確信している」と歓迎。近藤取締役は「多くの方の励ましを得て本日を迎えることができたことに感謝いたします」とあいさつしました。
 同社の新工場は、今回取得した4145平方メートルの敷地に鉄骨造り平屋建て、床面積993平方メートルの工場を整備し、10月の操業開始を予定。従業員は、現在の20人体制に新規採用を加えた30人程度でスタートし、最終的に40人程度と計画されています。
 今回の契約で、真柴第2工業団地(全5区画)は残り1区画となりました。貸し工場は新工場操業による移転後、新たな入居者を募集することとなります。

(広報いちのせき平成19年6月15日号)