三代渡り初めで開通祝う

浅井市長や芳賀さん方の三代夫婦を先頭に渡り初めが行われました

 大東町大原と住田町世田米を結ぶ市道大原世田米線舘下橋の架け替え工事の完成に伴い10月28日、来賓や関係者、地域住民など約300人が出席して開通式が行われ、待望の開通を祝いました。
 式典では交通安全祈願、関係者によるテープカットが行われ、浅井市長が「旧舘下橋は地域間交流や通勤通学、産業道路として重要な役割を果たしてきたが、幅が狭く、通行に支障を来していた。新舘下橋は、車両はもとより歩行者も安心して通れる橋に生まれ変わり、これまで以上に地域発展に大きく寄与すると確信している」とあいさつ。大東め組太鼓による力強い演奏が式典に花を添えた後、地元の芳賀博さん方の三代夫婦や関係者による渡り初めが行われ、真新しい橋を一歩一歩踏みしめて、完成を喜び合いました。
 近くに住む金野美保子さんは「昔の橋は、車1台しか通行する幅がなくて大変不便でした。新しい橋の架け替え工事中は、約1年間通行することができず不便でしたが、待ちに待った開通式ではこのように大勢の人が祝福に駆けつけ、『本当に地域から愛されている橋なんだなあ』と実感しました」と喜びを語りました。
 平成17年度から約2年半の工期をかけ、1億5750万円の総事業費を投じて完成した新舘下橋は、橋の長さ40.2メートル、車道の幅は7メートル。今後、地域間の交流や経済・文化の発展などに大きな役割を果たすものと期待されています。

  

(広報いちのせき平成19年11月15日号)