総務大臣表彰 千厩町第10区自治会

浅井市長(右)に総務大臣表彰受賞を報告した遠藤会長(中)、遠藤運営委員長(左)

 千厩町の第10区自治会(遠藤敏男会長・会員67世帯)は、地元の鉱泉(通称・たまご湯)を活用した地域づくりへの取り組みと行政への積極的な参画が評価され、地方自治法施行60周年記念総務大臣表彰を受賞しました。
 11月22日、遠藤会長とたまご湯運営委員長の遠藤孝志さんが市役所に浅井市長を訪れ、受賞を報告しました。浅井市長は「自分たちの手で地域おこしを行っている皆さんは大変素晴らしく、全国にも誇るべき活動です。これからも頑張ってください」と受賞を祝福。遠藤会長は「鉱泉の所有者である海田茂さんのご好意に感謝しながら、運営にみんなで参加し、生活の励みにもなっています。地域の協力で行ってきた活動への受賞で大変うれしく思います」、前自治会長でもある遠藤運営委員長は「自分たちの地区をみんなに知ってほしいと一生懸命やってきました。『ここのお湯は肌がつるつるになる』などの声も聞かれ、何度も来てくれる人がいて励みになっています」とそれぞれ語り、受賞の喜びをかみしめていました。 同自治会は昨年度も「あしたのまち・くらしづくり活動賞振興奨励賞」を受賞しています。

日本善行会秋季善行表彰 海田茂さん

秋季善行表彰に輝いた海田さん

 「たまご湯」に使われている鉱泉の所有者、海田茂さん(78)=千厩町小梨=は、長年にわたる明るく住みよい環境づくりへの尽力により、(社)日本善行会から19年度秋季善行表彰を受賞しました。
 明治20年代に発見された鉱泉を「地域で使ってもらえれば」と考えていた海田さんは、第10区自治会からの「地域おこしに活用させてほしい」との申し出を快諾。これをきっかけに平成11年、現在の「たまご湯」につながる同自治会の地域おこし活動がスタートしました。
 11月22日、市役所に浅井市長を訪れ受賞を報告した海田さんは「まさかと思っていた受賞ですが、振り返ってみれば地域のお役に立ってきたのかなと思います。10区の人たちが結束してここまで運営してきた、その代表としていただいた賞。これからも長く続けていかなければと思っています」と語り、浅井市長の祝福を受けました。

 

 (広報いちのせき平成19年12月15日号)