熱中症にご注意ください!
熱中症は、高温多湿な環境に長くいることで、徐々に体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温調節機能がうまく働かなくなる症状のことです。
誰でも発症する可能性があり、ここ数年は屋外だけでなく、室内で熱中症を発症する方も増えてきています。
乳幼児や高齢者は、自分では体調の変化に気づきにくいため、家族や周囲の人が見守りや声がけをしてください。
たとえ温度が低くても、湿度が高い場合には熱中症になることがあるので注意しましょう。
熱中症について正しい知識を身につけて、日ごろから熱中症を予防することが大切です!
熱中症予防のポイント
1 暑さを避けましょう
- 涼しい服装を心がけ、日傘や帽子を使いましょう。
- 少しでも体調が悪くなったら、涼しい場所へ移動しましょう。
- 外ではなるべく直射日光を避け、日陰へ移動しましょう。
2 のどが渇いていなくてもこまめに水分補給をしましょう
- のどが渇く前にこまめに水分補給をしましょう(目安は1日あたり1.2リットル)。
- 大量に汗をかいたときは塩分も忘れずに補給しましょう。
- 運動時、炎天下のもとでは15分おきに水分補給をしましょう。
3 エアコン使用中もこまめに換気をしましょう(エアコンを止める必要はありません)
※換気の目安は、1時間に5~10分程度です。
- 一般的な家庭用エアコンは、室内の空気を循環させるだけで、換気は行っていません。
- 窓とドアなど2か所を開けましょう。
- 扇風機や換気扇を併用しましょう。
- 換気後は、エアコンの温度をこまめに再設定しましょう。
- 室温の目安は28度以下です。(重要:エアコンの設定温度ではなく、室内温度が28度以下)
4 暑さに備えた体づくりと日頃から体調管理をしましょう
- 暑さに備え、暑くなり始めの時期から、無理のない範囲で適度に運動しましょう(「やや暑い環境」で「ややきつい」と感じる強度で毎日30分程度)。
- 毎朝など、定時の体温測定と健康チェックをしましょう。
- 体調が悪いときは、無理せず自宅で静養しましょう。
熱中症警戒アラートや暑さ指数(WBGT)を確認しましょう
- 環境省と気象庁は、熱中症の危険性が極めて高くなると予測された際に、「熱中症警戒アラート」を発表し、危険な暑さへの注意を呼びかけています。
熱中症警戒アラートが発表されている日には、「外出はできるだけ控える」、「エアコンを使用する」などの熱中症予防行動を積極的にとりましょう。 - 暑さ指数(WBGT)とは、気温、湿度、輻射熱(日差し等)からなる熱中症の危険性を示す指標で、「危険」「厳重警戒」「警戒」「注意」「ほぼ安全」の5段階があります。
段階ごとに熱中症を予防するための生活や運動の目安が示されていますので、日常生活の参考にしましょう。 - 一関の暑さ指数は、環境省 熱中症予防情報サイト(外部サイトへリンク)で確認できます。
熱中症警戒アラート 全国運用中!.pdf [ 1582 KB pdfファイル]
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熱中症の主な症状
重症度によって、次の3つに分類されます。
【Ⅰ度】…立ちくらみ、筋肉痛、筋肉の硬直、大量の発汗
【Ⅱ度】…頭痛、気分の不快、吐き気、嘔吐、倦怠感、虚脱
【Ⅲ度】…意識障害、けいれん、手足の運動障害、高体温(体に触ると熱い)
熱中症が疑われるときは
- エアコンが効いている室内や風通しのよい日陰など、涼しい場所に移動してください。
- 衣服を緩め、うちわや扇風機などで体を冷やしてください(特に、首の周り、脇の下、足の付け根など)。
- 症状が良くならない場合や、水分を自力で摂取できない場合、また意識がはっきりしない場合は、すぐに救急車を呼んでください。
熱中症関連リンク
熱中症についての詳しい情報は、以下をご参照ください。
- 環境省 熱中症予防情報サイト(外部サイトへリンク)
- 総務省消防庁 熱中症情報(外部サイトへリンク)
- 厚生労働省 熱中症予防のための情報・資料サイト(外部サイトへリンク)
- 国土交通省気象庁 熱中症から身を守るために(外部へリンク)