3月は「こころに寄り添い いのちを守る いわて」月間(自殺対策強化月間)です
「こころに寄り添い いのちを守る いわて」月間(自殺対策強化月間)
3月は卒業や進学、就職や職場の配置換えなど生活環境が大きく変わることも多く、悩みやストレスを抱えやすい時期と言われています。
例年自死で亡くなる方が増加する時期でもあることから、国では毎年3月を「自殺対策強化月間」と位置付けており、岩手県でも「こころに寄り添い いのちを守る いわて」月間(自殺対策強化月間)と定めています。
自殺対策強化月間は国、県、市町村が連携し「誰も自死※に追い込まれることのない社会」の実現に向けて取り組んでいます。
※「自殺」は広く社会に定着している言葉ですが、「殺」という文字が使われているため自死で亡くなられた方や遺族、未遂者の尊厳を傷つけるとともに、偏見にもつながるおそれがあることから、市では、統計や法律、相談窓口の名称等を除き、「自殺」という言葉を「自死」と言い換えて使用しています。
ご存じですか?自死の現状
全国の自死者数は平成10年に3万人を超えました。その後、平成18年に自殺対策基本法が施行されて以降、様々な取り組みが行われ、平成22年以降は10年連続で減少し2万人台で推移しています。
一関市の自死の状況は各年にばらつきはありますが、増減を繰り返しながら緩やかに減少している状況です。令和5年は18人、令和6年は19人(暫定値)と平成21年(54人)のピーク時から約6割減少しました。
(参考:地域における自殺の基礎資料(厚生労働省ホームページ))
いのちを守るために知っておきたいこと
自死は『追い込まれた末の死』だといわれています。
自死を考える人のほとんどは、何らかの悩みを抱えています。生活・経済苦、育児や介護疲れ、過労、健康問題、職場や家族等の人間関係の悩み、孤独等、さまざまな要因が絡みあっています。
「情けない、役立たずだ」、「もうだめだ」、「疲れた、もうどうでもいい」、「死ねば救われる」、「死ぬしかない」など自死に追い込まれる人は共通して”自死以外に解決法はない”と孤立し、苦しみ、絶望感に陥っています。
このような状況は、誰にでも起こる可能性があります。
自死予防のためにあなたができること
市民誰もがゲートキーパーを目指して
自死を防ぐには、孤独や孤立を防ぐことも大切です。みなさん一人ひとりがゲートキーパーになり、身近な人の変化に気づき、寄り添い、それぞれの生きるを支えましょう。
ゲートキーパーとは、悩んでいる人に気づき、声をかけ、話を聴いて、必要な支援につなげ、見守る人のことです。
話を聴き、一緒に考えてくれる人がいることは、悩んでいる人の孤立を防ぎ、安心を与えます。
周りの人の様子の変化に気づいたら、優しく声をかけることからはじめてみませんか?
厚生労働省ホームページ ゲートキーパーになろう!(外部リンク)
一関市で実施している相談
公認心理師による市民のこころの健康相談
会場・日時
- 一関保健センター(山目字前田13-1) 令和7年3月3日(月)10:00~12:00 13:30~15:30
- 大東保健センター(大東町渋民字大洞地55-8) 令和7年3月10日(月)10:00~12:00
- 市役所東山支所 (東山町長坂字西本町105-1) 令和7年3月10日(月)13:30~15:30
※ 相談時間はおひとり40分程度です。
利用料・利用方法
- 利用料 無料
- 利用方法 予約が必要ですので健康づくり課(0191-21-2160)または東部健康推進室(0191-53-3952)、北部健康推進室(0191-72-4087)にお問い合わせください。
※ やむを得ずキャンセルされる場合は予約をした健康づくり課または東部・北部健康推進室へご連絡をください。
対象者
市内にお住まいで、こころの健康についての悩みを持つ方および家族等