9月は「こころに寄り添い いのちを守る いわて」月間(自殺防止月間)です
「こころに寄り添い いのちを守る いわて」月間(自殺防止月間)
国では、9月10日から16日までの1週間を「自殺予防週間」、岩手県では、9月1日から30日までの1か月間を「こころに寄り添い いのちを守る いわて」月間(自殺防止月間)としています。
ご存じですか?自死※の現状
全国の自死者数は平成10年に3万人を超えました。その後、平成18年に自殺対策基本法が施行されて以降、様々な取り組みが行われ、平成22年以降は10年連続で減少し2万人台で推移しています。
一関市の自死の状況は各年にばらつきはありますが、増減を繰り返しながら緩やかに減少している状況です。令和5年は18人、令和6年は19人と平成21年(54人)のピーク時から約6割減少しました。
※「自殺」は広く社会に定着している言葉ですが、「殺」という文字が使われているため自死で亡くなられた方や遺族、未遂者の尊厳を傷つけるとともに、偏見にもつながるおそれがあることから、市では、統計や法律、相談窓口の名称等を除き、「自殺」という言葉を「自死」と言い換えて使用しています。
(参考:地域における自殺の基礎資料(厚生労働省ホームページ))
いのちを守るために知っておきたいこと
自死は『追い込まれた末の死』だといわれています。
自死を考える人のほとんどは、何らかの悩みを抱えています。生活・経済苦、育児や介護疲れ、過労、健康問題、職場や家族等の人間関係の悩み、孤独等、さまざまな要因が絡みあっています。
「情けない、役立たずだ」、「もうだめだ」、「疲れた、もうどうでもいい」、「死ねば救われる」、「死ぬしかない」など自死に追い込まれる人は共通して”自死以外に解決法はない”と孤立し、苦しみ、絶望感に陥っています。
このような状況は、誰にでも起こる可能性があります。
自死予防のためにあなたができること
こころの健康状態を確認しましょう(こころの体温計)
あなた自身の命を守るためには、こころの健康の維持が大切です。
一関市では、心の健康状態を確認できるインターネットサイト
「こころの体温計(外部リンク)」を開設しています。
パソコンやスマートフォン等で、ストレス状況などを簡単にチェックできます。
ご自身やご家族のこころの健康の維持のためにご活用ください。
※利用料は無料です。(通信料は自己負担です)
市民誰もがゲートキーパーを目指して
自死を防ぐには、孤独や孤立を防ぐことも大切です。みなさん一人ひとりがゲートキーパーになり、身近な人の変化に気づき、寄り添い、それぞれの生きるを支えましょう。
ゲートキーパーとは、悩んでいる人に気づき、声をかけ、話を聴いて、必要な支援につなげ、見守る人のことです。
話を聴き、一緒に考えてくれる人がいることは、悩んでいる人の孤立を防ぎ、安心を与えます。
周りの人の様子の変化に気づいたら、優しく声をかけることからはじめてみませんか?
厚生労働省ホームページ ゲートキーパーになろう!(外部リンク)
一関市で実施している相談
公認心理師による市民のこころの健康相談
会場・日時
- 一関保健センター(山目字前田13-1) 令和7年9月1日(月)10:00~12:00 13:30~15:30
- 市役所藤沢支所 (藤沢町藤沢字町裏187) 令和7年9月22日(月)10:00~12:00
- 千厩保健センター(千厩町千厩字北方174) 令和7年9月22日(月)13:30~15:30
- 大東保健センター(大東町渋民字大洞地55-8) 令和7年9月29日(月)10:00~12:00
- 市役所東山支所 (東山町長坂字西本町105-1) 令和7年9月29日(月)13:30~15:30
※ 相談時間はおひとり40分程度です。
利用料・利用方法
- 利用料 無料
- 利用方法 予約が必要ですので健康づくり課(0191-21-2160)または東部健康推進室(0191-53-3952)、北部健康推進室(0191-72-4087)にお問い合わせください。
※ やむを得ずキャンセルされる場合は予約をした健康づくり課または東部・北部健康推進室へご連絡をください。
対象者
市内にお住まいで、こころの健康についての悩みを持つ方および家族等