民俗資料館養蚕日記
6月21日金曜日の蚕
市民学芸員さんご協力のもと、 民俗資料館にて蚕を飼い始めました。現在5齢です。
6月22日土曜日の蚕
二日目の蚕。夕方に桑の葉をたっぷりあげたのですが、朝には半分くらいの量まで食べていました。食欲旺盛な蚕たちです。
6月23日日曜日の蚕
三日目の蚕。あわや脱走しそうになっている蚕が!お昼の時間が近づいていたため、桑の葉を追加で与えました。
6月24日月曜日の蚕
月曜日は資料館が休館日のため、日曜日の夜から蚕たちは資料館職員宅へ一時お引越しをしました。
持ち帰った桑の葉の量に限りがあるため、足りなくなるのではと心配する職員を横目に、蚕たちはこの日もモリモリと桑の葉を頬張っていました。
6月26日水曜日の蚕
夕方からは一匹、二匹と糸を吐き出す、上を向いて首を振るなど落ち着かなくなり繭(まゆ)を作り出す素振りを見せるようになったため、蔟(まぶし)を設置しました。
※蔟(まぶし)・・・蚕が繭を作る場所
6月27日木曜日の蚕
朝、職員が出勤すると数匹ほど繭(まゆ)作りを始めていました。
繭づくりも素直に蔟の中に作るもの、それでも葉っぱの中に作るもの、蚕によって個性が見られます。
6月28日金曜日の蚕
蚕は次々と繭(まゆ)を作り始めています。朝の時点で10匹中、7匹が繭の中へ。
他の蚕も居心地の良い部屋を探している様子で、間もなくすべての蚕が繭に包まれると思われます。
6月29日土曜日の蚕
朝見てみると、とってもきれいな繭になっていました!作り始めのものを含め、計9個の繭が作られているのを確認しました。
6月30日日曜日の蚕
10匹中9匹が繭(まゆ)を作りましたが、残りの1匹は繭を作ることができませんでした。9個の繭は中身が見えないくらいしっかりとした厚みになっていました。
7月6日土曜日の蚕
繭(まゆ)を作り始めてから一週間ほどが経ちましたので、繭を一つ一つ蔟(まぶし)から外します。
養蚕農家さんでは、腐敗やカビの発生を防ぐなどの理由で繭を冷凍・乾燥させますが、今回は省略しました。
外した繭に切れ目を入れて蛹(さなぎ)を取り出し、計9個の生繭(せいけん)が取れました!