内野・丑石の2園が閉園

内野保育園閉園式丑石児童館閉館式

山間地での保育を担ってきた大東町内の2施設が園児の減少などにより、この3月に施設を閉じました。
内野保育園閉園式は3月27日、同町大原字高森の同園で行われました。関村昭子園長が看板を返納後、園児4人が「ありがとう、さようなら、内野保育園」と別れを告げました。昭和38年、内野小音楽室を利用して定員30人のへき地保育所としてスタートした同園。その後大原中内野分校跡の現在地に移転し、45年間で426人が卒園しました。
3月28日、同町鳥海字上野の施設内で行われた丑石児童館閉館式では、園児6人が「ぼくたちが大好きだった丑石児童館、さようなら」と閉館を惜しみました。同館は昭和38年、丑石婦人会が簡易保育所として運営開始したのが前身。同46年、町営の保育型児童館として定員50人でスタートし、38年間で448人が卒園しました。
近年、保育ニーズの多様化などにより急激に児童数が減り、運動会などの行事が単独での実施が困難になってきた2施設。今後は内野保育園エリアの児童は大原保育園などに、丑石児童館エリアの児童は興田保育園などに通うことになります。

(広報いちのせき 平成21年5月1日号)