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歯を守るヒーローとマジック 思いは同じ「子どもたちに笑ってほしい」
マジックを通じて地域とかかわる
熊谷博伸さん
マジックサークル「ジョーカー」代表。シカイダーマン・プロジェクト代表。歯科医。
大東町摺沢。47歳
両親に手品セットを買ってもらったことをきっかけに小5の冬、学校でマジックを初披露した熊谷博伸さん。その後ずっとマジックを続けてきたものの、「かっこ悪いと思い、周囲には隠していました」。転機は8年前、東京で見た海外著名マジシャンのショーで偶然指名され、舞台で「消える」役を果たしたこと。続けて足を運んだ米国ラスベガスでのショーでも「消える」役に指名され、この二度の偶然で味わった大きな感動を子どもたちにも伝えたい、と大東図書館でマジックショーのボランティアを始めました。 |
徐々に保育園や地域からも依頼されるように。その縁で知り合った人たちと19年、20年には子育ての情報交換の場にしたいと「きらり☆わいわいっこまつり」の運営に携わりました。19年の同イベントに出演したJR東日本のキャラクター「新幹線トレインジャー」を見てひらめいた熊谷さん。翌年には、むし歯キンから子どもの歯を守るヒーロー「シカイダーマン」が誕生しました。 |
これまでも歯科医として虫歯予防の啓発に携わってきた熊谷さんですが、「シカイダーマンが直接子どもたちに『むし歯キンから歯を守ろう』と語りかけると、伝わり方が全然違う」とその効果に驚きます。 |
マジックも子育てイベントもシカイダーマンも、共通するのは「子どもたちに笑ってほしい」という思い。「少子化の時代だからこそ、多くの人が子育てにかかわることが大切。でも本当は、自分が子どもたちに遊んでもらっているだけ」とほほ笑み、次のイベントの準備に余念がありません。 |
(広報いちのせき 平成21年9月15日号)
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