待望の交流拠点が完成

落成を記念して演舞する、峠山伏神楽軽運動も可能な交流棟

県営中山間地域総合整備事業で整備が進められてきた大東町猿沢地区の「猿沢伝承交流館」が完成し、4月25日現地で落成式が催されました。
落成式には、市関係者、県関係者、施工業者、地元住民など約60人が出席。

地元に伝わる峠山伏神楽の演舞やテープカットで落成を祝いました。

式で勝部市長は「地区住民の交流拠点として大いに役立つ施設。猿沢地区の地域づくりの新たな一歩を踏み出した。地域が主体となった取り組みに期待している」と式辞を述べました。

また、猿沢地区振興会会長として同館の建設活動などを行ってきた猿沢字小森の佐々木忠美さん(93)は「今までの活動が実を結び、感無量です。充実した利便性の高い施設。たくさん利用して活性化につなげる活動をしたい」と喜びを語っていました。
同館は、県営中山間地域総合整備事業の活性化施設として昨年10月から建設に着手。

本年3月に完成し、4月1日に県から市に譲渡されたものです。
建物は、猿沢出張所と猿沢公民館が入る大東農村環境改善センター隣接地に建設。

木造で展示室を備えた管理棟と鉄骨造りで軽運動や各種会合に利用できる交流棟で構成され、総事業費は、備品などを含め約1億2950万円で整備されました。
県営中山間地域総合整備事業は、ほ場、農道、水道施設などの農業振興、生活基盤施設を総合的に整備する事業で、猿沢伝承交流館は地域に伝わる郷土芸能の伝承活動や地域住民の健康を増進する目的で建設されたものです。

就職ガイダンスを開催

ふる里就職ガイダンスの様子

市が主催する両磐地区ふる里就職ガイダンスは4月24日、アイドームで催されました。

地元に帰って働きたい学生、Uターン、Iターン希望者、地元で再就職を目指す人たちと地元企業の面談の場として設けているもの。

市内を中心に企業17社が参加しました。

スーツ姿で少し緊張した面持ちの参加者、約70人は、「訪問カード」を手に、興味を持った企業のブースを訪問しながら、人事担当者から説明を受け、熱心に質問していました。
会場内には、就職活動についてのアドバイスや相談を受け付けるコーナーやUJIターン登録などのコーナーも設けられ、参加企業以外の就職情報も扱うさまざまな相談に応じる体制も整えられました。
市の担当者は「来春の就職や再就職に向け意欲的に参加している人たちが多い。地元への就職を支援するため、今後も情報提供に努めていきたい」と話していました。
ふる里就職ガイダンスは、8月と11月にも行う予定です。
◎問い合わせ先本庁労働政策室電話21-8461


(広報いちのせき 平成22年5月15日号)