コンサート通じて深まった親子や地域のきずな この歌声を絶やさずに続けたい

藤原久美さん

ファンタジックコンサート
プリティママーズ&バナナんおやじリーダー
藤原久美さん
プロサックス奏者「サキソフォビア」と子供たち、父母が共演した「ファンタジックコンサート」で父母の代表を務める。

ロサックス奏者4人組の「サキソフォビア」が全国各地でのコンサートの途中、大東町に立ち寄り保育園児に生の演奏をプレゼントしたことがきっかけとなり始まった同町内の子供たち23人による「ドリーム・キッズ」との交流。

両者とその父母たちが共演した「ファンタジックコンサート」は21年と23年の2月、2年連続で行われ、小気味よいテンポの音楽とピュアな歌声で立ち見が出るほどの盛況でした。

後の活動のためにレコーディングした音源が、サキソフォビアの好意によりCD化されるといううれしいサプライズもありました。

供たちの親として活動を支えた一人が藤原久美さん。

二人の娘、梨瑚さん(曽慶小4年)、瑚都さん(同2年)と参加し、連絡調整を務める傍らステージ出演もこなしました。

「この活動は、あくまで子供たちが主役。でも、みんなの協力なくしてはできませんでした。小さな地域なので互いに知ってはいましたが、よりつながりが深まりました」。

コンサート当日は、息子の哉汰君(同6年)や出演者の家族もスタッフとして大きな力になってくれ、「家族やいろいろな人たちの協力があってこそ」と感謝を忘れません。

供たちはもう「来年はこうしたい」と口にするそう。

「小学校は3年後には統合になりますが、地域に生まれた歌声を絶やさずに続けていければ」と願う久美さん。

次回の舞台、せんまや夜市に向けて準備を進めています。

(広報いちのせき 平成22年5月15日号)