市道開通 駅東前堀線待望の開通

全線が開通した市道駅東前堀線

JR一ノ関駅東口から主要地方道一関大東線を結ぶ市道駅東前堀線の整備工事がすべて完了し、6月1日、全線が開通しました。

同路線は、JR一ノ関駅東口から下之橋を経由し、商業施設が立ち並ぶ前堀地区を結ぶ路線で、全長2162・7メートルの1級市道。
平成3年に事業に着手し、総事業費は51億7千万円です。
18年から整備が終了した区間で順次開通。
本年の3月に全線が開通する予定でしたが、東日本大震災の影響により、工事中の区間で路面に亀裂や沈下が発生するなどの被害が確認されたことから復旧工事を行い、開通にこぎつけました。

当日は、午前11時から前堀地域振興対策協議会(吉田登会長)が主催する通行の安全を祈願する催しが、関係者約20人の出席の下で行われました。
同会の吉田会長は「地元として長年待ちわびた開通。感慨無量です。前堀地域の発展にもつながり、ひいては市の発展にもつながるものと期待しています」と開通の喜びを語っていました。

正午からは、一般車両が乗り入れ可能となり、車両が真新しい道路を次々と走行して行きました。

これまで迂回していた磐井川堤防の道路は幅が狭く、大型車の通行を制限していました。
本路線が開通したことで、大型車の通行はもとより、歩行者の安全性や当市を訪れる人たちのJR一ノ関駅からのアクセスも向上します。

問い合わせ先

本庁建設課舗装橋梁係

新一関図書館建設について

5月20日と21日、一関文化センターにおいて、新一関図書館基本設計(案)についての市民説明会を開催しました。
延べ63人の市民が参加し、児童スペースや、駐車場、防災対策などに関するご意見をいただきました。

パブリックコメントを含め、皆様からいただいた意見は、整備計画委員会にお示しするとともに、図書館ボランティアや子育てサークル、高校生の皆さんからもご意見をいただきながら、さらに検討を進め、6月末までに基本設計を取りまとめる予定です。

その後、今年度中に実施設計を取りまとめ、来年度から工事に着手する予定としています。

問い合わせ先

図書館開設準備室電話26-0820

市公共下水道 千厩浄化センター、下水処理を開始

供用を開始した千厩浄化センター

市公共下水道千厩処理区の整備事業は、平成13年度に着手し、19年度からは千厩浄化センターの建設を行ってきました。

本年3月末に施設は完成。
汚水処理を始めることにしていましたが、震災による施設への影響を調査するため、供用開始時期を延期。
点検の結果、施設には問題がないことから、5月31日に供用を開始しました。
これを記念し6月2日、関係者47人が出席し、通水式を開催しました。
今回供用を開始する千厩浄化センターは、千厩処理区の汚水を一日あたり1000立方メートル処理することができ、処理された水は、千厩川に放流します。

下水道は、水質改善はもとより、生活環境を向上させる働きがあります。
下水道が整備され水洗化の促進を図るため、今後とも事業へのご理解とご協力をお願いします。

問い合わせ先

千厩支所水道課電話53-3970

復興支援 復興の思いを込めた運動会

室根西小児童や父母らと一緒に協議を楽しむ小泉地区の人たち子供たちとの触れ合いに笑顔を見せる学生

市内小中学校は運動会シーズンを迎え、各地で児童生徒の歓声がこだましました。

東日本大震災を受け、沿岸部との交流を盛り込んでの運動会を行った学校もあり、子供たちは、復興支援の思いを込め、元気いっぱいに競技に挑みました。

5月21日に運動会を開催した室根西小学校(細川雅彦校長、児童108人)もその一つ。
早朝の雨も上がり、運動会日和となったこの日、学区内の旧津谷川小学校と室根交流促進センターに集団避難している気仙沼市本吉町小泉地区の皆さんを招待。訪れた15人とチャンスレースや徒競走などで、児童や父母、地域住民らと交流しました。

招待された佐藤京子さん(51)は、「震災がなければ地元でも運動会シーズン。弁当作りや場所取りなど思い出しますね。震災の影響で今年は中止とのことで残念。室根西小学校に負けない運動会ができるよう早く復興したい」と話してくれました。

また、この日は4月に開校した国際医療福祉専門学校一関校の学生2人が来賓の接待や救護にボランティアで参加。
「人として皆の役に立てるということはうれしいこと」と声を揃え、地域住民と一緒になって活動していました。

午前の締めくくりの西小太鼓の勇壮な演奏の後、児童らが「がんばれ本吉」「ファイト小泉」とエールを送っていました。エールを受けた及川幸子さん(51)は、「室根の子どもたちからたくさんの元気をもらった。一関に避難してきて本当にたくさんの支援をいただき、とてもありがたく、感謝しています。子どもたちからのエールに応えられるよう、(復興へ向けて)頑張りたい」と決意を新たにしていました。

昼食では、同校PTAをはじめ地域住民、ボランティアらが、地元食材を使ったおこわや豚汁からデザートまで、ボリューム満点のメニューを作り、小泉地区の人たちに振る舞いました。

漏水調査を実施します

漏水を早期に発見・防止するため、水道管の漏水調査を専門業者に委託して行います。

今回は、一関地域の山目、中里、赤荻、萩荘、一関、真柴地区のうち、右の地図に着色した区域を調査します。

配水管(水道本管)と各家庭に引き込まれている給水管(メーター器まで)の漏水を調査するため、調査員が皆さんの敷地内に立ち入ることになりますので、ご理解とご協力をお願いします。

なお、受託調査員は、市の腕章と身分証明書を携帯して調査を行うことにしていますが、ご不審の際は本庁給水課へお問い合わせください。

■調査期間…7月4日(月曜日)~12月23日(金曜日)

問い合わせ先

本庁給水課電話21-8566

(広報いちのせき 平成23年6月15日号)