健康塾

家庭での小さな気遣いが食中毒を防ぎます
菅野内科医院 菅野孝 医師

菅野孝 医師

食中毒の原因は、次の3つです。飲食物に混入した

  1. 病原微生物
  2. 一部の魚、きのこの自然毒
  3. 添加物と同食器や食塩過剰摂取等の化学物質によるもの―です。

食中毒の件数の7割、患者数の9割が病原微生物によるもので、冬はウイルス性、夏は細菌性が多く見られます。

サルモネラ、腸炎ビブリオ、病原性大腸菌などによる感染症型のものは、胃腸炎などを引き起こします。その場合は、スポーツ飲料などで脱水症状を防いでください。
また、ボツリヌスのような毒素型は神経症状が出ます。この場合は、緊急受診が必要です。

食中毒を避けるために、異臭物と膨らんだ包装の食べ物は避けてください。また、おにぎりはラップで握るなど、弁当は素手で作らないでください。
感染型の場合は、加熱や電子レンジで殺菌できます。

食中毒は、家庭内のものは防げるので、普段から注意して、未然に防ぎましょう。

元気のひみつ

まちを元気にしたい
三浦フミ子さん 藤沢町徳田 65歳

三浦フミ子さん

市食生活改善推進員協議会の会長を務めています。
「自分たちの健康は自分たちで守る」を合言葉に、まず自分、次に家庭、そして隣近所、地域、市全体へと健康の輪が広がっていくことを願い、楽しみながら活動しています。

食改、農家、家事と忙しい毎日を送っていますが、この「忙しさ」が私の原動力。無理はしないけど一生懸命頑張る、何でも張り切ってやることが、いいリズムをつくっています。

育ち盛りの孫と、義父母まで4世帯の食事は、肉と魚と卵以外は自家製。栄養とバランスには人一倍気を使っています。

「落ち込まない」が私らしさ。プラス思考で前に進むことが元気の秘けつです。 

 

広報いちのせき「I-Style」 平成25年6月15日号