広報いちのせき「I-Style」8月1日号 一関版 [2777KB pdfファイル] 

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思い出いっぱいの木造校舎が58年の歴史に幕を下ろす

1山目中学校中央校舎と元気いっぱいの3年生

色あせ、いくつもの傷が入ったさび色の外壁に、赤いスレートの屋根が映える山目中学校(加藤清(きよし)校長、生徒468人)の中央校舎が建築されたのは昭和30年。
木造2階建ての建物には教室のほか職員室や保健室など19の部屋があります。

55メートルにも及ぶ板張りの長い廊下は風通しがよく、木のぬくもりや多くの生徒が学んだ歴史を随所に感じる教室には、懐かしい昭和の香りが漂います。
歩けばきしむ音がして、1階には2階の足音や声が聞こえてきます。
それもまた、木造校舎の「味」です。

訪れた人が「懐かしい」と口にする中央校舎は今夏、その役目を終え、取り壊される予定になっています。
これまで1万5千人もの生徒を送り出し、多くの地域住民に親しまれてきた校舎との別れをしのんで、8月12日から16日まで見学会が開かれます。

加藤校長は「新しい磐井中学校が誕生することや安全な学校生活を考慮すれば、新校舎改築は必要なことです。一方で、卒業生にとって、学びやと思い出は一体。その校舎がなくなる寂しさは言葉になりません」と語りました。

取り壊された跡地には、鉄筋コンクリート造り4階建ての新校舎が建設されます。
完成は平成27年3月の予定。同年4月には、中里中学校と統合して市内最大の「磐井中学校」が開校します。

2昭和から引き継ぎ使っている放送機器 3長い歴史を写した25枚の写真 4木の香りが漂う55メートルの廊下

1_ 山目中学校中央校舎と元気いっぱいの3年生
2_ 昭和から引き継ぎ使っている放送機器
3_ 長い歴史を写した25枚の写真
4_ 木の香りが漂う55メートルの廊下

真湯温泉センターが(岩手・宮城内陸地震後)来館5万人を達成

小野寺さき子さんへ高橋雅泰施設長から記念品が贈呈された

岩手・宮城内陸地震で被災した「一関市真湯温泉センター」は6月27日、23年5月の再開以来、累計来場者数5万人を達成しました。

5万人目の来場者小野寺さき子さん(61)=花泉町=は「改装後は今日が初めて。きれいで木の香りが心地よかったです」とにっこり。
小野寺さんには同日、高橋雅泰施設長から記念品が贈呈されました。

高橋施設長は「2度の地震を乗り越え、やっと迎えた5万人。真湯の自然を堪能できる癒やしの空間を実現できました。今後も、より多くの人に温泉やコテージを使ってもらえるよう、地域と共に発展していきたい」と決意を新たにしていました。

 

300種類の色彩豊かなアジサイが満開

みちのくあじさい園

色とりどりのアジサイが咲き誇る「みちのくあじさい園」。
7月下旬、例年より遅い見頃を迎えました。さまざまなアジサイを楽しめるコースは、全長約2km。
15ヘクタールの敷地には、フラウシリーズやピコティなど300種類3万株が植えられています。

 

お問い合わせ

みちのくあじさい園 TEL:28-2349 

広報いちのせき「I-Style」一関版 平成25年8月1日号