「もったいない」の気持ちを大事に 一関・「もったいない屋」で手作りガウン教室

一関・「もったいない屋」で手作りガウン教室

使わなくなった毛布で作る「ガウンの手作り無料教室」は、10月2日から幸町の「もったいない屋」で開かれ、参加者は世界に一つだけのガウン作りに挑戦しました。

店主の小野寺タキノさん(86)は、33年間大切に着た手作りのガウンを羽織ってみせ、丁寧に指導。
参加した佐々木満喜子さんは「ものづくりだけではなく、お茶を飲んだり、話をしたりできる貴重な時間です」とほほ笑んでいました。

 

明るく広い図書館に大喜び 新・花泉図書館が待望のオープン

新・花泉図書館が待望のオープン

新・花泉図書館の開館式典は9月14日、同館で行われ、地域の新しい文化振興拠点の完成を祝いました。

7月に完成した木造平屋建ての施設は、一関産木材を使用。延べ床面積は999.45 平方メートルと広々で、蔵書能力は従来の1.5倍に相当する74,000 冊です。
佐々木千聖(ちさと)ちゃん(5つ)は「遊べるところもあって楽しい」と母親の理恵さん(25)は「機能が充実していて親子で楽しめます」と話していました。

 

ふるさとに伝わる鉄造りを体験 大東・「砂鉄川たたら製鉄学習館」で大原小児童が製鉄実習

大東・「砂鉄川たたら製鉄学習館」で大原小児童が製鉄実習

大原小学校(芦宏(あしひろし)校長、児童147人)6年生24人は9月19日、同町大原の「砂鉄川たたら製鉄学習館」で昔ながらの鉄づくりを体験しました。

児童は昨年に続き2度目の体験。「ホッパの会」(小野寺秀逸(しゅういつ)会長)の協力で、手際よく作業しました。
投入係の引屋敷颯太(はやた)君は「どんな鉄ができるか楽しみです」と額の汗をぬぐいます。6時間後、灼熱の炉から鉄の塊が姿を現すと歓声が起こりました。

 

一針一針心を込めた作品を展示 千厩・「せんまやつるし飾り物語」

千厩・「せんまやつるし飾り物語」

せんまや逸品の会(佐藤直子(なおこ)委員長)主催の「せんまやつるし飾り物語」は9月13日から16日まで、同町本町商店街の空き店舗で開かれました。

長寿を願う重陽の節句に合わせて行われる同商店街の秋の恒例イベント。
4回目の今年は千厩の地名の由来になった「馬」をテーマに、560体の馬やつるし飾りなどがきれいに飾られ、訪れた人の目を楽しませていました。

 

大きいおいも、早くたべたいな 東山・松川保育園園児がサツマイモ堀り

東山・松川保育園園児がサツマイモ堀り

松川保育園(安東正利園長、園児32人)の園児は10月2日、園内の畑でサツマイモ堀りを体験しました。

地域の老人クラブ「生きいきクラブ」会員に手伝ってもらいながら、「うんとこしょ、どっこいしょ」の掛け声とともに力いっぱいツルを引っ張り、大小さまざまなサツマイモを掘り出すと、「いっぱいとれたよ」「やったー」と歓声を上げていました。
つき組の千葉晴人(はると)君(6つ)は「早く食べたい」とうれしそうでした。

 

救助活動のチームワークと連携を確認 室根・国際医療福祉専門学校で「災害・救急訓練見学会」

室根・国際医療福祉専門学校で「災害・救急訓練見学会」

国際医療福祉専門学校一関校の「災害・救急訓練見学会」は9月12日、同校で開かれ、救助犬による捜索デモンストレーションや同校学生による救急シミュレーションなどが行われました。

消防隊、救助隊、救急隊、救助犬と医療支援ヘリが連携して行われた臨場感あふれる救助活動訓練は本番さながら。
訓練を見学した近くの及川勇雄さん(68)は「頼もしい存在です」と学生たちに感心していました。

 

53年の歴史に幕、「ありがとう」の見学会 川崎・「一関市役所川崎支所(旧川崎村役場)庁舎お別れ会」

川崎・「一関市役所川崎支所(旧川崎村役場)庁舎お別れ会」

「川崎支所(旧川崎村役場)庁舎お別れ会(庁舎見学会)」は9月13、14の両日、同支所で開かれ、訪れた住民らは歴代村長や洪水被害の写真、村広報誌などを懐かしそうに見ていました。

元職員の須藤俊子(としこ)さん(64)は「カウンター越しに会話をしたことや、2階の会議室で辞令を受けたことなど思い出がいっぱい」と目を細めていました。
跡地に建設される新庁舎は来秋完成の予定です。

 

歴史から学ぶ藤沢の和算 藤沢公民館で県和算研究会主催の研修会

藤沢公民館で県和算研究会主催の研修会

県和算研究会(安富有恒(やすとみゆうこう)会長)主催の研修会は9月8日、藤沢公民館で開かれ、和算研究家など30人が講演などを通じて、藤沢町に残っている算額や和算書に理解を深めました。

「和算を訪ねて」と題した講演では、同会事務局長の菅原通(とおる)さんが旧家に残る和算書などを紹介。
受講者の千葉多喜子(たきこ)さん(77)=同町黄海=は「先人が学んだことに興味があった。子供たちにも知ってもらいたい」と話していました。 

 

 

 

 広報いちのせき「I-Style」 平成25年10月15日号