おめでとう 二十歳

 平成18年度成人式は1月7日、総合体育館で行われました。

 新市誕生後、新成人が一堂に会して行われた初の成人式。

 1583人の新成人たちは大人としての自覚を胸に、新たな一歩を踏み出しました。

華やかな振り袖に身を包み式典に臨む新成人

成人の自覚と決意を胸に

 今年の新成人は男性811人、女性772人の計1583人。式にはそのうち1260人が出席しました。小雨と強風のあいにくの天気でしたが、振り袖や紋付きはかま、スーツをまとう新成人の姿に、会場は華やかな雰囲気に包まれました。

 式典では、国歌斉唱に続き一関地域出身の菅原福史(ふくし)さんの先導により、全員が市民憲章を唱和しました。浅井市長は「社会人としての権利を得ると同時に、責任ある行動と地域社会への参画が強く求められます。自らの価値を認識し、怖(お)めず臆(おく)せず堂々と歩んでください」と式辞。北村教育委員長から大東地域出身の都澤慶(みやこざわけい)さんに市からの記念品が贈られました。

 新成人を代表し、千葉竜(りゅう)さん(花泉地域出身)と菅原久実(くみ)さん(千厩地域出身)は「社会の中で『自由』と『責任』の意味をふまえ、困難に出合っても自力で乗り越えていきます」「一人一人の目指す道は違っても帰り着く場所は故郷の一関。困難があってもこの地で過ごした日々を想い、乗り越えていける人間でありたい」と成人としての決意を述べました。

 式典後のアトラクションとして、磐井太鼓同志会が勇壮な演奏を披露。その後出身中学ごとに記念撮影が行われました。

 会場は、家族や出席者からの温かい祝福の声や、記念写真を撮ったり懐かしい思い出話に花を咲かせる新成人たちの楽しげな笑い声に包まれていました。

 式にはプロ野球巨人軍の木村正太投手も出席。年末に帰省して母校の一関一高で自主トレに励み、2月からハワイで行われる春季キャンプに向けて米国アリゾナで自主練習するという木村投手は「これまでの成果を生かし、今年は一軍で投げたい」と力強く語ってくれました。

磐井太鼓同志会による演奏に合わせ登場した獅子舞も新成人を祝福友人との再会を喜びあちこちで記念撮影出身中学校ごとに行われた記念撮影プロ野球巨人軍の木村正太投手も出席新成人1260人と来賓、関係者、家族などたくさんの人が集まった総合体育館メーンアリーナ

(広報いちのせき 平成19年2月1日号)