藤沢徳田地区で「ホタルの里」づくりスタート(7.July 2012)

農地・水・環境の保全と育成を目指す藤沢町徳田地区の「農地・水・環境保全向上徳田地区活動組織」(千葉ひろあき代表)は、徳田字塒地内の沢を「ホタルの里」として保全していく活動を始めました。

「ホタルの里」は市道塒線から少し奥まった農道沿いの沢です。
同組織は、住民や地域を訪れる人たちの環境保全意識の高揚を目指し、まずは手作り案内板を設置しました。

7月7日には保全活動の一環として徳田地区自治会協議会(千田博会長)と共催で「ホタル観賞会」を開催。
地域の親子連れや同町に避難している沿岸被災地の人など約70人が夏の風物詩を楽しみました。

千葉代表は「ここは昨夏発見しました。ホタルは水のきれいな場所にしか生息しないので、生息地にふさわしい環境を保全していくことが私たちの仕事です」と話していました。

藤沢町徳田地区の皆さんと設置した「ホタルの里」案内板
藤沢町徳田地区の皆さんと設置した「ホタルの里」案内板

千厩で東北初の「まちの駅全国フォーラム」(14.July 2012)

まちの駅連絡協議会主催の第15回まちの駅全国大会「まちの駅全国フォーラムin千厩」は7月14、15の両日、千厩町農村勤労福祉センターなどで開かれました。

東北で初めて開かれたフォーラムは、全国のまちの駅関係者が意見や情報を交換して観光振興につなげることがねらい。
今年は「まちの駅ができる震災からの復興支援」をテーマに14日は開会式、全体会と分科会が、15日は視察が行われました。

歓迎のあいさつに立った勝部修市長は「被災地後方支援の拠点である一関で全国大会が開かれたことは誇りです」と述べました。

全体会では、菅原茂気仙沼市長が「“ 復興一路” 気仙沼~あたたかい心に包まれて」と題して講演。
菅原市長は被災直後から現在までの取り組みを紹介しながら「水産と観光のまちを復興させ、支援してくれた全国の皆さんに報いたい」と力を込めました。

分科会は「復興支援」「観光交流」「物産交流」の3つ。
このうち「復興支援」には約50人が参加。
「被災地に近いまちの駅を支援の拠点に」など活発な意見が出されました。

15日の視察は「夫婦石」と「千厩酒のくら交流施設」を訪問しました。

開会式で歓迎のあいさつを述べる勝部修市長
開会式で歓迎のあいさつを述べる勝部修市長
震災復興の歩みを講演する菅原茂気仙沼市長同日はせんまや夜市も同時に開かれ、全国から訪れた人たちを歓迎した
震災復興の歩みを講演する菅原茂気仙沼市長/同日はせんまや夜市も同時に開かれ、全国から訪れた人たちを歓迎した

大東支所を皮きりに10会場で「移動市長室」(19.July 2012)

勝部修市長が各支所で仕事をする「移動市長室」は、7月18日の大東支所を皮切りに始まりました。

移動市長室は、勝部市長が地域に出向いて市民の皆さんと地域課題や市政について懇談する場で3年目。
本年度は7支所に中里、狐禅寺、萩荘の3公民館を加えた10会場です。

このうち19日は、かつて高野長英がきょうべんをとったという大東町鳥海の「小森塾」を訪問。
地域づくりについて地元市民と意見を交換しました。

合併で大きくなった市は、均衡ある発展を目指し、市内8地域をローテーションしながら各種事業やイベントなどを開催しています。

大東支所を除く本年度移動市長室の開催日程は次のとおりです。

【東山支所】7月31日、8月1日【千厩支所】8月22日、23日【中里公民館】10月2日【狐禅寺公民館】10月16日【萩荘公民館】10月25日【花泉支所】10月31日、11月1日【室根支所】11月6日、7日【藤沢支所】12月11日、12日【川崎支所】12月18日、19日

小森塾で地域住民から建物の説明を受ける勝部市長
小森塾で地域住民から建物の説明を受ける勝部市長

広報いちのせき「I-style」8月1日号