真っ赤な実をほお張って もぐもぐの里イチゴ狩り

採りたてのイチゴは格別!おなかいっぱい食べました川崎・門崎両保育園の年長児51人は2月26日、川崎町内の観光農園からイチゴ狩りに招待され、“さちのか”“とちおとめ”を満喫しました。
「全部真っ赤になったイチゴを採ってね」とハサミを手渡された園児たちは、待ってましたとばかりに食べごろのイチゴを探してハウス内を大移動。「何個食べたかわかんないよ」「あっちのも食べてみよう」と甘くみずみずしいイチゴをほお張っていました。
農園の皆さんは「今年は冬期の日照時間が長かったため、粒も大きく豊作ですね」と語り、大はしゃぎの子どもたちに温かいまなざしを向けていました。

実践から学ぶ地域づくり 「花のまちづくりの集い」

「スローライフとは緩急を自在に使いこなす暮らし方」と講演する野口さん一関市民憲章推進協議会主催の「2008一関市民花のまちづくりの集い」は3月17日、千厩のマリアージュで催され、市民など約180人が参加しました。
市内や気仙沼市で花を通じた地域づくりを実践している4団体が活動事例を発表。その後、NPOスローライフ・ジャパン事務局長の野口智子さんが「みんなと地域づくり・人づくり」をテーマに講演しました。野口さんは自らが展開してきたまちづくりの事例を交えながら、スローライフの意義と花を活用したまちづくりのヒントなどをにこやかに語り掛け、参加者は熱心に聴講していました。

地名の起源を探り伝える 和紙発生の地看板を設置

縦約0.7メートル、横約5メートルもの大きな看板完成を地域で喜び合いましたTABASHINE山おこし村(那須野勝久村長)による「和紙発生の地」PR看板の除幕式は3月2日、東山町紙生里地内の県道前沢東山線沿いで行われました。式には同村会員や地域住民約100人が出席。那須野村長と地域の子どもたちらの手で除幕されると、クリの1枚板に「紙生里 和紙発生の地」と刻まれた見事な看板が現れ、出席者から大きな拍手が送られました。
東山和紙発祥の地といわれる紙生里の地名の起源を探り後世に継承しようと、市の地域おこし事業を活用して昨年11月から看板製作に取り組んだもの。同会では今後も引き続き和紙に関連する事業を行っていく予定です。

一緒に混ぜたりこねたり 懐かしいおやつ作り教室

一生懸命にきびだんごを丸める参加者保育園入園前の1歳から3歳までの子どもとその家族を対象とした懐かしいおやつ作りは2月28日、室根保健センターを会場に行われました。子どもの健やかな成長を願い、子育て支援の一環として行われた同教室には9組の親子が参加。食生活改善推進員の藤原信子さんを講師に、げんべた、きびだんご、くずねりなど懐かしいおやつ4品を調理しました。
子どもたちは、お母さんと一緒に材料を混ぜたりこねたり。いつもと違う雰囲気の中で友達と遊びながら楽しいひとときを過ごし、自分の作ったおやつを口いっぱいにほお張っていました。

老人パワーに大きな拍手 老連花泉支部芸能まつり

金沢「尼寺サロン」の「満州娘」に拍手かっさい市老連花泉支部(小岩誠一支部長)主催の第18回芸能まつりは2月24日、花泉総合福祉センターで催され、約600人の観客が詰め掛けました。
34団体189人がこの日のために練習を重ねた歌や踊りを披露。自慢ののど、工夫を凝らした衣装、愛嬌たっぷり、笑いを誘う踊りありの、「老人パワー」があふれる39の演目で、出演者と観客が一体となって楽しみました。また、会場で寄せられた善意のチャリティー募金と市老連花泉支部から福祉向上のためにと寄せられた募金が、市社会福祉協議会花泉支部に贈呈されました。

羽ばたく機械を作ったよ 発明クラブで工作を体験

「ここを動かすと羽ばたくよ」と教えてもらいました一関市少年少女発明クラブ(佐原得司会長、会員19人)の会員6人は2月24日、きらめきサポートステーション一関でものづくり体験を行いました。
子どもたちは板にねじを取り付ける練習の後、ゴム動力で羽を動かして飛ぶ鳥型の飛行機「パタパタ羽ばたき機」を工作。クラブ指導員や家族に教えてもらいながら完成させ、目を輝かせて何度も飛ばしていました。千葉優太朗君(萩荘小5年)は「羽ばたき機は小さな部品を取り付けるのが難しかった。今度は歩くロボットを作りたい」と満足した様子で次の目標を話してくれました。

迫力ある生演奏に大興奮 保育園でサックスライブ

「サキソフォビア」のサックスの音色が会場を包み込みました「サキソフォビア」によるサックスのライブは2月20日、曽慶保育園で催され、園児や保護者らが迫力ある演奏を楽しみました。「サキソフォビア」は、井上“JUJU”博之さんをリーダーとする男性4人のサックス演奏グループで、今回は東北地方を回るツアーの期間中に曽慶保育園を訪れたものです。
ライブでは、「おもちゃのチャチャチャ」や「うれしいひな祭り」など6曲が披露されました。園児らは、演奏に合わせて歌を口ずさんだり手拍子でリズムを取ったりしながら楽しいひとときを過ごしました。

ひな人形に変身したよ! 田河津児童館でお誕生会

たくさんのプレゼントを手にうれしそうな二人田河津児童館(園児43人)の「ひなまつりお誕生会」は3月4日に行われ、3月生まれのお友だち二人が祝福を受けました。
お祝いされたのは、那須野陽愛ちゃん(6才)と小山聖陽ちゃん(4才)の二人。園児一人一人が一生懸命作ったひな人形が飾られたステージでそれぞれの特技を披露した後、二人にお友達から「お誕生日の歌」、先生から手作りの「ひな人形変身セット」がプレゼントされました。早速変身セットを身に付けた二人は、まるで本当のお内裏様、おひな様のようでした。

方言も豊かに創作劇熱演 市民劇場どっから座公演

おみつ(左)、佐之介(中)の温かい心に触れ改心する久助(右)千厩地域市民劇場の第6回どっから座公演「祈りが実る里―地蔵田物語」は2月23日、千厩体育館で催され、約550人の観客が手づくりの演劇を楽しみました。
オリジナル脚本による舞台は、水不足と凶作に苦しみ、争いや不幸が絶えない奥玉村。お地蔵様のお告げではるばる旅してきた佐之介、政次郎兄弟は、平和を願う村娘おみつの心に打たれて荒地を開墾、つくられた田はやがて「地蔵田」と呼ばれ、村人たちも協力します。ひかれ合うおみつと佐之介。しかし、二人の仲をやっかむ久助により佐之助に水泥棒の疑いが。おみつの祈りが通じて恵みの雨が降り、村人の必死の訴えで佐之助の疑いも晴れます。改心する久助。こうして村にはようやく平和が訪れました。
おみつの祈りが通じて恵みの雨が。喜びに沸く村人たち12月から練習を重ねてきた皆さんは、それぞれの役をユーモラスに、時に切なく熱演。親しみのある方言やなじみの地名がちりばめられたせりふに客席から笑いが沸き起こり、大団円に盛んな拍手を送っていました。最前列で熱心に観賞した80代の女性は「皆さん大きな声で、演技も上手。なじみの方言もあって親しめました」と語りました。
どっから座の菅原正憲座長は「実行委員会やキャスト、スタッフの努力はもちろんですが、何よりも地域の皆さんの協力と、寒い中来てくださったたくさんの皆さんのおかげで、感動ある舞台をつくり上げることができました。仲間を増やしてこれからも続けていきたいですね」と大成功の感激を語りました。

衣装と音響設備を新しく 猪岡獅子舞保存会が整備

新しい衣装をまとい意欲を新たにした猪岡獅子舞保存会の皆さん猪岡獅子舞保存会(石川功会長)は(財)自治総合センターのコミュニティ助成事業の補助を受け、獅子頭と獅子舞の衣装、太鼓、横断幕や音響設備などを整備しました。
同会では、会員数が減少し、また担い手の年齢層が上がっていることから、後継者として小学生とその親の層を育成したいと、今回新たに子ども用の用具も揃えました。石川会長は「資機材の整備をきっかけに子ども獅子舞の練習もスタートします。幅広い年齢層で取り組むことで、地域の伝統芸能を次世代に確実に伝えていく契機になります」と喜びを語りました。

音楽でつながる人の「和」 生涯学習活動講演会開催

音楽もいろいろな意味で「和がキーワード」と語る太田代さん川崎公民館主催の生涯学習活動講演会は3月9日、盛岡市出身のシンガーソングライター太田代将孝さんを迎え、「一人十色」と題して講演とミニライブを行いました。
太田代さんは終始軽快な語り口で、「自分にとっては音楽こそ生涯学習」とし、自分の生い立ちや現在の多彩な音楽活動を紹介しながら「『声』は誰もが持っている楽器だが自分の生き方が表れるので、音楽は楽しくやること、好きであることが大事。大人数でできるので人との和(輪)を作ることができる」と講演。後半はピアニストの北田了一さんとジャズ風にアレンジした「上を向いて歩こう」などを熱唱し、会場を魅了しました。

真澄と慶明の足跡を刻む 顕彰歌碑の除幕式を開催

地域住民らと歌碑の完成を祝い、先人の功績をたたえました“真澄と慶明「歴史とロマンの里」史跡保存会”による歌碑除幕式は3月15日、大原地内で催され、地元住民と関係者が参列しました。歌碑には「菅江真澄遊覧の地」の文字と、旅日記「はしわのわか葉」に残る真澄と慶明が詠んだ和歌が刻まれました。保存会長の芳賀光雄さんは「二人の功績を地域の誇りとして、多くの人に伝えていきたい」と話していました。
菅江真澄は、江戸時代後期の紀行家、民俗学者。天明6(1786)年に大原村を訪れ、肝入りの芳賀慶明宅に滞在し、「はしわのわか葉」を執筆したと伝えられています。

卒業を祝ってプレゼント かよう学校お守り贈呈式

卒業して中学に進む6年生と、新1年生のために贈られたお守り金沢公民館の高齢者学級「かよう学校」のお守り贈呈式は3月4日、金沢小6年生児童15人を招き行われました。
加藤正男館長は、「かよう学校の生徒が真心込めて作ったお守り袋には、金沢八幡神社で交通安全、学力向上を祈念していただいたお守りが入れてあります」と説明。生徒代表の菅原はしめさん(85)がお祝いの言葉を述べ、6年生代表の佐々木葵さんにお守りが手渡されると、大きな拍手が沸きました。最後に皆が一緒に「若者たち」を合唱し、互いにエールを送りました。
 4月に同小に入学する新入生21人にも、入学式でこのお守りが贈られます。

両市の交流の継続を誓う 室根・吉川の交流10周年

さらなる発展を目指しあいさつする小山会長室根・吉川交流協会(小山謂三会長、会員110人)は3月15日、創立10周年を記念して式典と祝賀会を催しました。
両市の関係団体や同協会員ら約90人が出席。交流の先駆けとなった吉川市体育指導委員協議会をはじめ、ホームステイやスポーツ交流、吉川市民まつりでの物産販売など、本市との交流の一役を担ってきた7団体に感謝状と記念品が贈呈されました。
小山会長は「記念式典を新たな協会の出発点とし、交流がさらなる発展を遂げられるよう会員一同力を合わせまい進したい」と決意を述べ、今後の交流の継続を誓いました。

(広報いちのせき平成20年4月1日号)