男女共同参画
「共働き」から「共育て」へ
市男女共同参画講演会は11月30日、一関文化センターで行われ、約320人が国際ジャーナリスト蟹瀬誠一さんの講演などで、男女共同参画社会実現に向けて学びを深めました。
開会に先立ち、一関男女共同参画推進キャッチフレーズ入選作品が発表され、「支えあう 男女がつくる 確かな社会 明るい未来」を応募した藤本千二さん=厳美町=が浅井市長から表彰を受けました。
浅井市長は「講演会を契機に家庭や職場、地域などで男女共同参画社会実現に向けてご支援いただきたい」とあいさつ。続いていわて男女共同参画サポーターの会一関ブロックの7人が、「人生相談『父親』の時間ない夫」をテーマに寸劇を披露し、夫婦でワーク・ライフ・バランスについて話し合い、家族と過ごす時間の大切さを呼びかけました。
「ワーク・ライフ・バランスのススメ~『共働き』ではなく『共育て』」の演題で講演した蟹瀬さんは、共働きで二人の子どもを育てた経験を紹介。保育園長に「共働きをやめて共育てを」と言われたことに触れ、保護者同士や近所の助け合いなど、多くの人が子育てにかかわることで夫婦の負担が減ると提言。また、「子育てはおもしろい。自分も子どもに育てられた」とし、「日常生活の中で肩ひじを張らずに男女共同参画が実現するためには、ワーク・ライフ・バランスが鍵」と訴えました。
(広報いちのせき平成20年12月15日号)