清水集落で編みがさ教室

“かさこじぞう”のために

講師(左から3人目)にこつを教わりながら心を込めかさを編む参加者

民話にも伝わる「笠子地蔵」が立っている花泉町の花泉地区、清水公園入り口。

花泉編み笠発祥の地でもある同地区の清水集落公民館は平成7年から毎年2月、お地蔵様の編みがさ作り教室を開いています。

今年は2月15日、同公民館を会場に町内で唯一編みがさ作りをしている加藤孝さんを講師に行われ、10人が集まりました。「年に一度なので忘れてしまってね。でも楽しみなんですよ」と話す参加者は加藤さんに教わりながら手際よくかさを編み、1時間半余りで10個が完成。

8月の地蔵盆祭りと大みそかに新しくすげ替えるそうです。

同館の菅原由雄館長は、「民話とともに、編みがさの技も長く伝えていきたい」と話していました。

川崎健康福祉まつり開催

元気な心と健やかな身体

足を使った健康運動に取り組んだ参加者

「生涯を通じた健康・元気づくり」をテーマとした第23回川崎健康福祉まつりは2月7日、川崎公民館で行われました。約200人の参加者は中学生と乳幼児が触れ合うキューピー広場や、絵手紙や遊書体験を通じて参加者同士が交流を深めるコーナーなど、健康について考えるさまざまな催しを楽しみました。
いすに座って気軽な運動を行う「すわってビクス」では鈴木順子健康運動指導士が指導。「足の指の力が弱いと転びやすいので、5本の指を思い出して」との呼び掛けに、参加者ははだしになって、新聞紙を足の指で器用に丸めたり広げたりし、真剣に取り組んでいました。

ミュージカル平泉公開げいこ

本番に向けて意気盛んに

はつらつとしたダンスと歌を披露した出演者

3月の公演を控えたミュージカル平泉「夕焼けの向こうに」(同上演実行委員会主催)の公開げいこは2月2日、赤荻の一関学習交流館で行われました。阿部興紀実行委員長は「多くの人に支えられて成り立っていると改めて実感。あと2カ月、しっかりと頑張っていこう」と呼び掛け、約60人のキャストが、昨年4月から練習を重ねてきた力強い歌やダンスを披露しました。作、演出、振付を手掛ける梶賀千賀子さん=仙台市=は「骨組みはできたが具体的な演出はこれから。期待を裏切らない作品に仕上げたい」と抱負を述べました。同公演は3月21、22の両日、一関文化センター大ホールで行われます。

10組参加しほらふき大会

名人の競演に大きな笑い
特別出演し会場を盛り上げた田河津小の4人組

第15回ほらふき大会は2月1日、田河津公民館を会場に行われ、町内外から飛び入りを含む9人のほらふき名人のほか、小学生も特別出演し、大会を盛り上げました。
出演した小学生は田河津小6年の佐藤恭平君、佐藤潤也君、千葉雄大君、細川悠太君の4人組。「我が家の秘宝」と題し3種類の秘宝を紹介。息の合った掛け合いに訪れた約200人の観客は大爆笑していました。
ほらふき大賞は「市の活性化のヒントを探る」と題し、斬新な一ノ関駅前開発を披露した槻山勝宏さん=真柴=、ユーモア賞には菅原悦男さん=大東町=、いきいき賞には山崎司朗さん=東山町=が輝きました。

シルバー囲碁・将棋大会

盤上で熱戦を繰り広げる

一手一手に力が入る参加者

大東町シルバー囲碁・将棋大会(市老人クラブ連合会大東支部、市社会福祉協議会大東支部主催)は2月2日、大原公民館で催され、老人クラブ会員を中心に囲碁の部に21人、将棋の部に7人、合わせて28人の腕自慢が参加しました。
対局が始まると、会場内は張り詰めた雰囲気に包まれ、参加者は、真剣な表情の中、日ごろ磨いてきた腕前を思う存分発揮し、熱戦が繰り広げられました。
市老人クラブの芦克弥大東支部長は、「会員以外の参加も多い。大会を通じて交流が深められれば」と思いを語りました。

新入児童が一日体験入学

希望に夢をふくらませて
小学校生活を思い浮かべ楽しくお絵かきをする児童

室根地域の小学校入学児童一日入学は2月10日、浜横沢小と上折壁小で行われました。少子化に対応しこの4月から、折壁小と浜横沢小が室根東小に、上折壁小、釘子小、津谷川小が室根西小に再編され、32人が最初の入学児童となります。
このうち、浜横沢小では20人が1年生の教室でお絵かきなどを体験。はじめは緊張していた児童も、新しい友だちと楽しく過ごし、春の入学を心待ちにしている様子でした。同時に行われた保護者説明会では、各種説明と学用品の点検などが行われ、子どもの入学に期待をのぞかせていました。

国際ファミリー新春交流会

楽しみながら国際理解を
民族舞踊や各国の手作り料理を楽しみました

千厩町国際友好協会が主催する2009千厩地域国際ファミリー新春交流会は2月15日、磐清水公民館で催されました。町内や近隣に在住する外国出身者とその家族、地域の住民ら約100人が参加。国際ファミリー事例発表では、川崎21世紀国際交流クラブ会長の佐藤勇三さん=川崎町=をコーディネーターに、同会員でフィリピン、韓国出身の3人が、日本に来て感じたことや環境や文化の違いなどを発表しました。その後、各国の手作り料理を囲みながら、バンブーダンスなどの民族舞踊を一緒に踊ったりビンゴゲームを楽しんだりして交流し、理解を深め合いました。

(広報いちのせき 平成21年3月1日号)