懐かしさ体験するツアー

千厩酒のくら交流施設で酒の製造について説明を受けた後、新酒を試飲川崎町の観光イチゴ園「もぐもぐ」でイチゴ狩りを体験

体験型旅行により一関地方の魅力をじっくり味わってもらおうとするツアー「大人の楽校~一関でタイムスリップ」は2月19、20の両日、行われました。
一関体験型ツーリズム窓口が主催し、たびれっじ推進協議会が協力して企画。県内外から訪れた20人が餅つきやイチゴ狩りなどを体験しました。

江戸時代に建てられた千厩町の旧村上家住宅で入学式が行われ、ツアーがスタート。
同所でおいとこの体験、餅つきの後は、一関地方の伝統的な餅本膳で昼食。
千厩酒のくら交流施設ではせんまやひなまつりと酒蔵を見学しました。
その後はイチゴ狩りを楽しみ、宿泊地となる藤沢町の館ケ森高原ホテルへ。

二日目はパン作り体験を行い、同町の農家民宿観楽楼ではっとなどの郷土料理を食べ、卒業式を行いました。

盛岡市から友人二人で参加した菅原ひろ子さんは「古民家での食事は風情があり、本当にタイムスリップした気分ですね。餅料理の作法も初めて知り、新鮮でした」と旅を満喫した様子でした。

紙芝居で後世に語り継ぐ

室根の伝説を披露した読み聞かせボランティアの皆さん

いちのせき元気な地域づくり事業による「室根の伝説を紙芝居に」の上演は2月20日、室根曲ろくふれあいセンターで催されました。
室根に伝わる昔話や伝説を紙芝居にし、後世に語り継ぐことで先人の開いた郷土室根に愛着と誇りを持ってもらいたいと、旧小学校区単位で5話の紙芝居を製作しました。

ブックパートナー養成講座を受講した読み聞かせボランティア10人が「化け石物語」「蓑の下の田圃」など披露。
140人ほどの参加者は紙芝居の出来栄えと読み聞かせに聞き入っていました。

先人「新右エ門」の偉業熱演

せきを築くため大岩を砕こうとする姿を熱演する児童たち

大東町の摺沢小6年生児童32人は2月20日、大東コミュニティセンターで卒業記念の演劇「新右エ門大堰物語」を上演しました。
出演した児童と担任教諭らは、不屈の精神で農地を潤すせきを築いた郷土の先人の偉業を熱演し、大きな拍手が送られました。

地元摺沢の歴史や地名について調べた児童が、地名の由来となった「新右エ門さん」の業績などをまとめ劇にしたもの。
見守ってくれた地域の皆さんに感謝の気持ちを伝えたいと、保護者らが実行委員会を組織し上演にこぎつけたものです。

(広報いちのせき 平成23年3月15日号)