骨寺荘園、骨寺村荘園交流館7月10日オープン

オープンを待つ骨寺荘園交流館「若神子亭」

国の重要文化的景観に選定されている厳美町本寺地区に「骨寺村荘園交流館(若神子亭)」が7月10日の正午オープンします。
この施設は研修室・郷土料理レストラン・直売所を備えた管理棟と、映像や展示物で骨寺村荘園遺跡を紹介する展示棟から構成されますが、この度工事を終えた管理棟部分から先にオープンします(展示棟は平成25年度オープン予定)。

国の重要文化財「陸奥国骨寺村絵図」に描かれたお社などの跡が多く現存し、中世につながる景観が良好に保たれ、絵図の世界を体感できる骨寺村荘園遺跡。
かつては「骨寺村」と呼ばれた中尊寺の荘園で、鎌倉時代の歴史書「吾妻鏡」にも村の四方の境が示されている貴重な史跡です。

「若神子亭」という愛称は、地元のみなさんが地名にちなんで名付けたものです。なお、開館時間と休館日は次のとおりです。

  • 骨寺村荘園交流館(若神子亭)…【開館時間】9時~17時【休館日】毎週火曜日、年末年始
  • 骨寺村荘園休憩所(古曲田家)…【開館時間】9時~17時【休館日】毎週水曜日、年末~2月末
問い合わせ先

本庁骨寺荘園室または骨寺村荘園交流館(若神子亭)電話/FAX0191-33-5022
骨寺村荘園休憩所(古曲田家)電話0191-39-2930

乳幼児妊産婦など対象、医療費を助成しています

市は乳幼児、小学生、妊産婦、重度心身障がい者、ひとり親家庭などに対して、病院などにかかった際の医療費(一部負担金)の全部または一部を助成しています。

医療費助成所得制限限度額表

控除対象配偶者および扶養親族などの数 0人 1人 2人 3人 4人
乳幼児・小学生 所得制限なし(乳幼児は所得課税状況により受給区分を判定)
妊産婦本人・保護者   272万円 310万円 348万円 386万円 424万円
ひとり親家庭など 父母 192万円 230万円 268万円 306万円 344万円
扶養義務者 236万円 274万円 312万円 350万円 388万円
重度心身障がい者 本人 395万4千円 433万4千円 471万4千円 509万4千円 547万4千円
扶養義務者など 663万7千円 688万6千円 709万9千円 731万2千円 752万5千円

  • 乳幼児…出生から就学前までの乳幼児(6歳に達する日以降、最初の3月31日まで)
  • 小学生…就学後小学校卒業までの児童(12歳に達する日以降、最初の3月31日まで)※平成23年4月から制度を開始
  • 妊産婦…妊娠5か月目の月の初日から、出産の日の翌月末日までの妊産婦
  • 重度心身障がい者…身体障害者手帳1・2級、障害基礎年金1級(特別障害給付金1級)、特別児童扶養手当1級、療育手帳Aのいずれかの認定を受けている人
  • ひとり親家庭など…(1)配偶者のいない父または母と18歳以下(18歳に達する日以降、最初の3月31日まで)の子(2)父母がいない18歳以下(18歳に達する日以降、最初の3月31日まで)の児童

これらの助成を受けるためには、所得が上の限度額以内であることが条件です。
新たに助成を受けようとする人は、申請により受給資格の認定を受けることが必要です。

現在、受給者証の有効期限が7月31日までの受給者証をお持ちの人は、8月1日から使用する受給者証を、資格審査を行い、7月下旬に郵送で交付します。

ただし、所得内容などが当方で確認できない場合は、手続きを別途お知らせします。

なお、小学生医療費助成の受給者証は、有効期限を小学校卒業までとしていますので、8月以降も現在の受給者証をお使いください。

  • 医療費助成受給者が震災により被災され医療費の一部負担金の減免を受けられる場合の取り扱い…住宅が全半壊したことなどにより、健康保険から一部負担金の減免を受けると、3月11日以降に病院などへ支払った医療費の一部負担金が還付されることがあります。この還付される一部負担金を医療費助成に申請済みの場合は、後日、内容確認や返還などの手続きをご案内することがあります。

後期高齢者医療、23年度各種お知らせ

  • 保険証が更新されます…現在お使いの保険証は、有効期限が23年7月31日までです。8月1日から使用する保険証は、7月下旬に送付します。
  • 23年度保険料が決まります…後期高齢者医療制度に加入しているみなさんには「保険料額決定通知書」と「保険料納入通知書兼特別徴収開始通知書」を7月中旬に送付します。
  • 普通徴収の人には納入通知書を送ります…お手元に納入通知書が届きましたら、確認のうえ納期限までに忘れずに納付しましょう(10月から特別徴収に切り替わる人も含みます)。※普通徴収の対象は(1)年金額が年額18万円未満(2)介護保険料と後期保険料の合計額が年金額の2分の1を超える(3)年度途中で資格取得した人―など
  • 保険料の軽減措置…(1)所得に応じた均等割額(2)後期高齢者医療に加入する前に「被用者保険の被扶養者」だった人の均等割額(3)所得が基準額以下の人の所得割―の軽減が行われます。詳しくは、「保険料額決定通知書」に記載されています。
  • 入院する人は事前に申請を…世帯全員の市県民税が非課税である世帯の被保険者が入院する場合、「後期高齢者医療限度額適用・標準負担額減額認定証」を医療機関の窓口に提示すると、窓口負担が減額されます。該当する人は本庁国保年金課または各支所市民課で認定の申請を行ってください。
  • 納付には便利な口座振替を…納付には、便利で確実な口座振替をご利用ください。「年金天引き」から「口座振替」への変更もできます。手続きは、金融機関窓口での口座振替の手続きと市役所窓口での納付方法変更申出書の提出が必要です。
  • 納期限までに納付しない場合…督促手数料や延滞金が加算されたり、有効期限の短い「短期被保険者証」が交付される場合があります。また、特別な事情がないのに未納が続いた場合、財産を差し押さえることがあります。
  • 納付の相談と減免…納付期限までに納付が困難な場合にはご相談ください。また、災害や事業の廃止など、家計の状況から生活の維持が困難になったときなどは、申請により保険料の減免を受けられる場合があります。
問い合わせ先

本庁国保年金課電話0191-21-8343または各支所市民課

元気体感、にぎわいと元気あふれる1週間

一関一輪車クラブによるショー厳餅隊の皆さんによる餅振る舞い

一関体験型ツーリズム窓口主催のチャリティーイベント「桜でつながる日本の絆in厳美」が6月12日から1週間、厳美町で開かれました。

本市の数々の人気イベントや観光地などを組み合わせた体験メニューで訪れる観光客に楽しんでもらおうと企画された催し。
東日本大震災からの復興と平泉の世界遺産登録祈念と銘打ち、農事組合法人美の郷と厳美産直協議会も企画に協力しました。
道の駅厳美渓でのイベントに始まり、健康アイスづくり体験、健康温泉入浴など美と健康にこだわったメニューが1週間にわたり行われました。 

初日となる6月12日の道の駅厳美渓でのイベントは好天に恵まれ、家族連れなど多くの人たちが訪れました。
切り餅に厳美渓の観光案内や当たり券を入れた「福まき」をはじめ、餅つき200食の振る舞いや厳美小学校ブラスバンド演奏、一関一輪車クラブやご当地ヒーロー六魂戦隊ゲイビマンのショーなど多彩な内容に会場は歓声や拍手でにぎやかに。
家族で訪れた厳美町字上野の阿部キミ子さん(71)は「地元でのイベントでもあり、楽しみに来ました。会場全体が元気もあり、とてもいい取り組みだと思います」と話していました。

イベントでの収益や支援金は、大震災からの復興を願って被災地に植える桜の苗木などに使われるといい、一関商工会議所青年部一関支部が販売する「桜Tシャツ」も好評を博していました。

美の郷代表理事の菅原利彦さん(56)は「岩手・宮城内陸地震の際には、いろいろな人たちから支援をいただいた。できる範囲で恩返しをしていきたい」と語り、「今まで個別に行っていたイベントもタイアップすればお客さんを呼べる」とこれからのイベント開催に思いをめぐらせていました。

(広報いちのせき 平成23年7月1日号)