目指すは、中東北の拠点都市

一関市長

一関市と藤沢町は9月26日に合併しました。

これもひとえに、市民の皆様のご理解とご協力のたまものであり、心より感謝申し上げます。
また、ご指導をいただきました国、県の関係機関並びに合併協議会委員をはじめとする関係者の皆さんのご労苦に対しまして、敬意を表するものであります。

一関市は宮城県との県境を有しており、昔から宮城県北と人的、物的な交流が活発な地域です。
岩手県南と宮城県北のほぼ中心に位置する一関市。
私はこのエリアを「中東北」と表現しています。

合併後は、両市町が持つ資源を結集し、中東北の拠点都市として発展していくために最善の努力をしてまいります。
また、藤沢町が取り組んできた施策や先人たちが築き上げてきた歴史や思いを大切にしながら、地域としての総合力を高めていきたいと思います。

地域づくりは「人づくり」であり、若者が流出し、高齢化や過疎化が進む中で、ここに残りたい、ここで働きたい若者を大事にしていきたいと考えています。
そのためには地域で育み、支え、雇用することが大切で地域の総合力「地域力」の向上が重要になります。

地域力は画一的なものではなく、それぞれの地域にそれぞれのやり方があり、しっかりとした地域力を持っていれば、少々人口が減少しても、たくましく生き抜くことができると思っています。

この合併により、人口は12万7千人余り、面積は1256.25平方キロメートルとなり、どちらも県内2番目の規模となります。

新しい地域づくりのため、市民並びに関係各位の一層のご支援、ご協力をお願い申し上げます。

一関市長 勝部修

合併までの歩み

22年4月1日 一関市・藤沢町合併協議会を設立
同4月~9月 計12回に及ぶ合併協議会を開催
同10月~11月 合併住民懇談会を開催
同11月 合併調印
同12月 両市町議会での議決、知事への合併申請
23年5月 総務大臣の告示

(広報いちのせき 平成23年10月1日号)