一関市

復興の誓いを胸に勇ましく

「第11回唐梅館絵巻」は9月25日、東山町の唐梅館総合公園などを会場に行われ、時空を超えた歴史絵巻は、訪れた約8000人の観衆を戦国時代へといざないました。

今年の総大将千葉広胤公役は、俳優の辰巳琢郎さん。
総勢333人の武者を従えた軍議参上行列では、馬上で巧みな手綱さばきを披露し、沿道から盛んな声援が送られました。
軍議では、葛西氏の重臣千葉一族が天正18（1590）年、小田原参陣の命を受け豊臣秀吉に従うか否かを決した場面を再現。
辰巳さんが「いざ出陣である」と対決の口上を力強く読み上げると、会場の熱気は最高潮に達しました。

今年は震災復興祈念として、大船渡市三陸町の県指定無形民俗文化財「浦浜念仏剣舞」の勇壮な演舞や、犠牲者慰霊塔への献花も行われました。
また、総祝い千人踊りやげいび藤美連によるよさこい演舞、夕方からは祭プロジェクト主催による「唐梅宵祭り」が行われ、来場者はさわやかな秋の一日を楽しんでいました。

力強く口上を読み上げる総大将役の辰巳さん

震災を乗り越え復活した「浦浜念仏剣舞」

採れたよ！大きなサツマイモ

千厩町の清心幼稚園（菅原裕子園長、園児87人）で10月2日、「親子サツマイモ掘り」が行われました。
秋晴れの暖かな日差しの中、歩いて10分ほどの園の畑へ。
到着すると親子は早速スコップを手にし、仲良くサツマイモを掘りました。
途中で芋を折らないよう教わった園児たちは、大きい芋を掘り上げるとうれしそうにみんなに見せていました。

園児たちは「とっても楽しい」「いっぱいとれたよ」とにっこり。お母さんらも「今年のイモはちょっと小ぶりだったけど楽しかったです」と話していました。

収穫した後はふかし芋にし、園庭でみんなで味見しました

秋冷の室根路を力走

今年で54回目を迎えた「室根一周駅伝競走大会」（一関市体育協会室根支部主催）は10月2日、旧津谷川小前から室根東小までの7区間19.3キロの特設コースで行われました。

大会には、各地区体協で編成した一般5チーム、中学生3チームのほか、特別参加として今年4月に開校した国際医療福祉専門学校一関校が出場。
秋冷の室根路で健脚を競い合いました。

選手らは沿道からの声援を受けながら、日頃の練習の成果を発揮し、力走しました。

旧津谷川小前を勢いよくスタートする選手ら

（広報いちのせき　平成23年10月15日号）