(社)日本広報協会主催の「24 年全国広報コンクール」で、当市の広報紙「広報いちのせき」が広報紙市部で入選しました。

表彰式は6月29日、水戸市で開かれた第49回全国広聴広報研究大会の席上行われ、市に賞状が贈られました。

同コンクールは、23 年中に発行された全国自治体の広報媒体を対象に実施されたもので、このうち広報紙は(1)企画(2)文章(3)デザイン・レイアウト―などを基準に審査されました。
広報いちのせきは、今年1月に行われた岩手県広報コンクールで県代表となり全国審査を受けました。
入選した23 年12 月号はA4判32ページ。
かつて東北本線の花形だったC61型蒸気機関車の力強い走りを表紙に、住民活動、地域の動き、行政情報などをバランスよくフルカラーで伝えました。
このうち特集「本寺に生きる。」は、中世の農村景観、生業、信仰など未来へと伝えたい多くの遺産が保全されている厳美町本寺地区にスポットを当てました。
東日本大震災で多くの人が家族や地域の「絆」を再認識させられ、日本中で人と人とのつながりやコミュニティーのあり方が見直されている今、同地区の取り組みをフィルターに、心を寄り添うコミュニティーとは何か、共に生きていけるコミュニティーとは何かを13ページにわたって考えました。

広報紙は市民の皆さんと共に作っています。
取材に協力してくれた皆さん、原稿や情報を寄せてくれた皆さん、印刷を手掛けてくれる印刷業者、配達してくれる配送業者や行政区長の皆さん、そして毎号、読んでくださる読者の皆さんありがとうございました。
市はこれからも、皆さんの役に立ち、皆さんから必要とされる「中東北の拠点都市 いちのせきの元気を発信するマガジン」を目指します。
全国広報コンクール広報紙市部で入選した広報いちのせき2011年12 月1号。
審査の講評は次のとおり。

【講評】
特集は、本寺を機軸に6つの「力」をプロットに魅力的な紙面展開で訴求効果を上げている。
編集も丁寧で一分の隙もない出来具合。
どのページをとっても神経が行き届いている。
表現面は、扉をはじめ各ページに掲載された写真のクオリティが高い。
デザイン・レイアウトも視覚的な計算が紙面の随所から見て取れる。
市販の雑誌と見比べて遜色の無い完成度。
「百年目の寿」「市民のひろば」などコンテンツにも好感が持てる。

広報いちのせき「I-style」8月1日号