広報いちのせき「I-Style」6月1日号_花泉版 [6577KB pdfファイル] 

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咲き誇る大輪「ぼたん祭り」開幕

花と泉の公園「ぼたん祭り」が5月12日開幕しました。
ぼたん園入口で行われたオープニングセレモニーには、ほころび始めたボタンを一目見ようと約400人が来園。
同公園を運営する花泉観光開発(株)の佐々木政典代表取締役が、期間中は朝6時に開園する。朝露に濡れたボタンはすごくきれいでにおいも良い。
イベントもたくさん企画しているので、多くの人に来てほしい。とあいさつ。
勝部修一関市長や同公園イメージキャラクターの生みの親である漫画家かゆらゆかさんら6人がテープカットを行い、同祭りの開幕を祝福。
その後のアトラクションでは、老松小学校児童による大黒舞や花泉中学校吹奏楽部の演奏、福もちまきなどで会場を盛り上げ、祭りに花を添えました。

園内には約320種、約4000株のボタンが植栽されており、訪れた来園者は、記念撮影するなど開花したばかりのボタンを堪能しました。
また、5月下旬から6月上旬頃には、遅咲きのボタンと一緒に約40種、約3000株が植栽されているシャクヤクも見頃を迎えます。

完成へ期待ふくらむ 新花泉図書館建設~棟上げを祝いイベント開催

新しい花泉図書館(涌津字上三ノ町地内)の棟上げを祝うイベント「たでめぇ」(花泉図書館建設に係る検討会主催)は4月21日、建設が進められている現地で行われました。

みぞれが降る中、老松大黒舞保存会が大黒舞を披露し、同検討会の鵜浦篤治代表が「図書館の建設は住民の願いだった。
生涯学習や文化発信の拠点として利用してもらいたい」とあいさつ。続いて、市長ら関係者により、参加者を前に紅白のもちがまかれ、棟上げを祝いました。

9月14日の開館に向け、順調に工事が進められており、完成後には内覧会の開催も予定されています。

情報を共有して災害に備える「永井地区災害時対応井戸・湧泉(ゆうせん)登録システム」を確立

永井地区防災自治会(村上正記会長)は、災害時で長期断水の際に、地域住民が給水所として活用できる井戸や湧水をとりまとめた「永井地区災害時対応井戸・湧泉登録システム」を確立しました。

同会は、所有者や管理者から登録申し込みがあった31カ所の所在地をまとめた一覧表を4月に作製しました。
菊地英山さん(永井字薬師沢)は、「助け合うことは良いこと。地域の方に利用していただけるなら」と自宅裏の井戸を登録。

同会長は「多くの申し込みがあってありがたい。災害があった時、必ず水が必要になる。“活用できる水が近所にある”それがわかっただけでも安心して生活できる」と、地域住民の協力に感謝し、地域全体で情報を共有して災害に備えることも当システムの目的のひとつと胸を張ります。

岩手の養蚕業発展に活躍 小沼風穴(こぬまふうけつ)

明治36年、地中から冷風が吹き出ているところを発見し、養蚕の種(秋蚕)を貯蔵する保冷庫を築造しました。
岩手県では雫石と老松小沼の2カ所に設置されました。

現在、保冷庫はありませんが、地元住民が旧跡を保存しようと崩落防止工事を実施。
冷風は、1年を通して摂氏7度を保っています。

お立ち寄りの際は、ぜひ手を当ててお確かめください。

アクセス: 市営バス「小沼橋」停留所から徒歩3分 (市道舘ヶ崎線沿い) 

 

広報いちのせき「I-Style」花泉版 平成25年6月1日号