第1回の答と解説

正解

Q1=③ Q2=② Q3=②

解説

一関の市街地から磐井川沿いに西に進むと、名勝天然記念物「厳美渓」があります。そこを過ぎると栗駒山を美しく際立たせるような山並みや水田風景などが、豊かな自然のたたずまいとなって現れてきます。山谷という集落を過ぎ、崖と岩山に挟まれた道幅が急に狭くなる所を抜けると、骨寺村荘園遺跡がある※Q1厳美町本寺地区に入ります。
骨寺村荘園遺跡は、12世紀から15世紀までの約300年間、「骨寺村」と呼ばれた※Q2中尊寺経蔵の荘園跡です。当時、中尊寺に米や干栗、絹などを納めていたことが分かっています。現在の「本寺」という地名は江戸時代の初めに「骨寺」から変化したと言われています。

中尊寺は、平安時代中ごろに奥州で起きた「※Q3前九年・後三年の合戦」という二つの悲惨な戦いにより失われた生命の供養のため、平和を祈念し藤原清衡が建立したお寺です。

(広報いちのせき 平成21年7月15日号)