戦没者の冥福を祈り献花する参列者

21年度市戦没者追悼式は10月15日、一関文化センターで行われ、参列した遺族ら約570人が、市内の戦没者4065人の冥福を祈りました。
式では、国歌斉唱に続いて、勝部市長が「苛烈を極めた戦争で亡くなられた方々のご冥福を心からお祈りします。私たちは、今日の繁栄が幾多の尊い犠牲の上に築かれたものであることを忘れることなく、次の世代に語り継ぎ、永久平和都市の決意の下、明るく豊かな住みよい社会の実現のため、一層の努力を続けることを誓います」と式辞。戦没者の在りし日をしのんで参列者全員で黙とうを行いました。
「追悼のことば」では、藤原一二三岩手県遺族連合会会長に続き、遺族代表の松川幸彦一関市遺族連合会会長が、第二次大戦の戦地から家族あてに出された手紙を紹介しながら「平和の大切さを後世に伝えていかなければならない」と述べました。
最後に、市長、来賓、遺族らが次々に献花台に花を手向け、静かに一礼して戦没者の冥福を祈りました。

(広報いちのせき 平成21年11月15日号)