手作りのステージに感動

詩碑建立へ向けて決意を新たにする青年団員たちラストシーンでは、オリジナル曲「たいしたもんだ」を力強く歌い上げました

音楽劇「たいしたもんだ」は11月1日、東山地域交流センターで上演されました。出演した市民ら30人が歌を交えた舞台を演じ、満席の会場から盛んな拍手が送られていました。
この音楽劇は終戦後、宮沢賢治の思想を後世に伝えようと、賢治の詩碑建立に奮闘した当時の青年団を描いたもの。脚本や劇中に歌われる曲など、ほとんどが手作り。演出の浅沼久氏の指導のもと、これまで舞台経験のなかった出演者らは、晴れの舞台に向け、熱心に取り組んできました。
市内から訪れた女性は「宮沢賢治への熱い思いが伝わってきて、とても感動しました」と熱演を絶賛していました。
脚本と音楽を手がけた実行委員会委員長の鈴木須美子さんは「たくさんの人に見てもらい感激している。当時の青年団のみなさんの協力やスタッフ、出演者全員の頑張りがこんなに素晴らしい舞台を作ってくれた。これからも賢治の思いを後世に伝えていきたい」と喜びと感謝を語っていました。

歌声で仲間をつくろう!

歌の楽しさを体感した合唱交流会

東日本合唱祭に出演するため本市を訪れた混声合唱団京都木曜会の皆さんが10月9日、桜町中学校を訪ね、合唱交流会を行いました。
生徒たちが校歌を歌う中、はずむような足取りで団員らが入場。「アラジン」「夢をあきらめないで」などを見事なハーモニーで披露した後、「ヤングマン」では生徒も一緒に「YMCA」のサインを体で表現しました。指揮者の梶田慶太さんが「お互いの声をよく聞いて」「ほかの人の顔をよく見て」などと指導。生徒たちはのびやかな声を響かせていました。

元プロ野球選手から学ぶ

水野さん(右)のトスで佐野さん(中央)がバッティングを指導


ふるさと花泉会(黒澤功記会長)が主催する少年野球教室は10月17日、花泉運動公園野球場で、地元のスポーツ少年団員約50人が参加して行われました。
5回目の開催となる同教室の講師は、読売巨人軍選手として活躍した佐野元国さん、水野雄仁さん。二人はベースランニングやボールを捕球してから投げるまでの動作、バッティングなど野球の基本となる動作を丁寧に指導。最後には水野さんがマウンドから投げたボールを打つなど、貴重な経験に参加者たちは目を輝かせていました。

(広報いちのせき 平成21年11月15日号)