健康で素敵な自分になって

市男女共同参画講演会は11月29日、一関文化センターで行われ、約350人が女優でヘルスカウンセラーの石井苗子さんの講演などで、男女共同参画社会実現に向けて学びを深めました。
主催者を代表して佐々木企画振興部長は「講演会を契機に家庭や職場、地域などで男女共同参画社会実現に向けてご支援いただきたい」とあいさつ。続いて、いわて男女共同参画サポーターの会一関ブロックの皆さんが「お祭りだ私だって楽しみたい」をテーマに寸劇を披露し、みんなが楽しめる社会づくりについて話題提供しました。
『素敵になるための工夫~自由な自分で生きる~』の演題で講演した石井さんは、素敵とは「自分が社会に対して素直になるということ。自分のことを良く知って成熟すること。つまり、年齢を重ねないと素敵にはなれない」と解説。自由な自分で生きていこうとすれば「自分が選択して、今の速くて激しい社会の変化についていかなければならない。これは大変な疲労を伴う」と語り、これからは自由と規律を考え直す時代だと訴えました。
また、素敵になるためには健康であること。その要素は、身体的に、精神的に、社会的に、知的にの4つのバランスが取れていることを挙げ「人との接触を求めて生きること。それを忘れてはいけない。これからは地域があたたかければ良い時代になる」とみんなで気を使う地域のまとまりが、素敵になるための工夫と呼びかけました。

(広報いちのせき 平成21年12月15日号)