公開を待つ話題の映画(エクレール・お菓子放浪記)に
山目小5年の菅原清也君が出演

菅原清也君

山目小5年の菅原清也君。
4月7日から一関シネプラザなどで上映される今、話題の映画「エクレール・お菓子放浪記」に出演する。

一昨年、450人がエントリーしたオーディションに堂々合格。
同年10月下旬から行われたロケでは、孤児ヒロシの役を演じた。
「夏のシーン。寒くて大変だった」と振り返る。
その4カ月後、あの震災が起きた。
石巻市内のロケ地は津波で流された。
「思い出の場所がなくなった。あの風景はもう、映画でしか見ることができない」と悲しさをにじませる。

小1から、祖父阿部興紀さんが代表を務める「ミュージカル平泉」に母科子さんと参加。
めきめき腕を上げ、「夕焼けの向こうに」では幼少期の清衡役を任された。
6月には大船渡市での公演が決まっている。
「舞台を通して被災地に元気を届けたい」。
確固たる決意で前を見る。

広報いちのせき「I-style」4月1日号